牧野富太郎の歯に衣を着せぬ意外な人柄が偲ばれるエッセイ集。
古典や植物のマニアックな知識を知らずに使っている単語を責めてくるのです。
アジサイと紫陽花は違うよ。
モミジと楓は違うって。
馬鈴薯とジャガイモが同じだって?
牧野富太郎が言うには、中国の紫陽花と、日本のアジサイは、全く違う植物なので、アジサイと紫陽花と書くのは間違いとのこと。
他の植物にも、これと同じような論調で、古典や学名などをあげながら説明してくれます。
しかし、現代人は、牧野博士の言うことを未だ聞かず、間違いを正すことをしていないのが現状です。
まあ、それでも、まったく構わないし、間違っていようが、場合によっては漢字で書いた方が雰囲気が出てよい場合も多々あるからでしょう。
学術的には間違っていても、言葉の変遷には敵わないということです。
博士の豊富な知識があふれ出ている書物となりますが、一般人にはどうでもよい知識ばかりなところが、返ってエッセイとして面白く読めるのかもしれません。
内容は、植物学+古典+中国語+ラテン語(学名)なので、植物学の部分以外は、すっ飛ばして読みました。そういう読み方ができる人向けの本になります。
少し前、マンディアルグを読みたくなったと言いながら、ヤーンの浮気をしてしまいました。
それで、マンディアルグです。
この作家は、わたしにとって、蒸し暑さと磯臭さとともに背徳感を抱きながら読むと幻想世界に引きずり込まれる快感を与えてくれる人となっています。
やはり、期待にたがわず、肌にまとわりつくようなじめじめした不快感を感じることができました。
不快感と言っても、それが快感なのだからおもしろいのです。
6編の短編が収録されていて、恐怖感や嫌悪感に突き動かされながら、夢の終焉へ向かう主人公たちのサドマゾな快感が、蒸し暑い梅雨空の下に似合う本となっています。
文章が回りくどく、読みにくく感じる読者もいると思いますので、それも含めて不快感を楽しめる人向けとなります。
あじさい祭りに行ってきました。
親子連れやカップルも多く、老若男女でにぎわっていました。
頂上付近では、これでもかと言うくらい紫陽花が咲き誇っています。
アジサイは土壌の酸度で色が変わると言われていますが、赤~青~白と色とりどりです。
頂上からは、新潟平野から日本海が見渡せます。
角田山の向こうに宙に浮かんでいるよ言うに見える山脈が佐渡島です。
ホタルブクロも花盛り。
ヤブコウジの実ができはじめ、ピンクの実が可愛らしい。
見ごろの花:アジサイ、ホタルブクロ、アクシバ、ムラサキシキブ、ハエドクソウ
咲初めの花:トラノオ、キンミズヒキ
株式会社プロシップと、株式会社USSより、クオカードを頂きました。
プロシップは、管理ソフトのパッケージ販売をしている会社です。
USSは、中古車のオークション販売を主力としてる会社です。
クオカードは、ドライブなどでコンビニに寄るときなどに使えます。