今日は中秋の名月らしいです。
見事なお月様が登ってきました。
ちょっと、手紙を出しがてら、月夜の散歩としゃれこみました。
昼の様にと言えば大げさですが、月光であたりがよく見える明るい夜は、クルマ社会の田舎ではなかなか味わう機会がありませんでした。
穏やかな秋の夜は、気温もちょうどよく快適なお散歩になりました。
薄雲がたなびいているところも、情緒を感じます。
田毎の月など眺められたら最高でしょう。もっとも、田毎の月は春の田植えのころ、稲が小さく田んぼに水を張っていないと見ることができません。
こんな浮世絵もありますけれど、このようにすべての水田に月が一斉に映ることはなく、どこか一つだけに映ります。地球は丸く、水面はその面に沿って湾曲しているためです。
田毎の月を見るには、歩きながら水面に映る月を追っていかなければなりません。つまり散歩をしながら見るものなのです。
死因を特定できない死体などを解剖するお仕事をしている著者の体験談。
おおよそ、1日1体くらい解剖し続けているようです。
家族に見守られながら死んでいくならともかく、それ以外は死因不明になりやすいとのこと。
一人暮らしや、低所得者の方が運ばれてくる割合が多くなり、そこにはいろいろな人生が垣間見られるようです。
特に面白かったのは、貧しく、アルコールのカロリーだけで生きていたようなアル中の人の死体はキレイだと言っていました。血管の中にも、内臓にも余計な脂肪がついていない……反対に贅沢な暮らしをしていた人の体の中は脂で汚れているらしいです。
清流に不魚住。生きることは、汚いことなのだなと思います。とはいえ、自分の体の中は、ある程度の汚れですませたいなぁ。
死体の状態から死んだ時間などを推定する方法や、死んだ後に死体を動かしたかどうかまで、簡単にわかってしまうことには、なかなか殺人もみ消しもたいへんだと思いました。
一応、格差がテーマになっていますが、都道府県の違いや、警察の対応の違いで解剖される人数や割合にも格差があり、犯罪の発覚率などにも違いがありそうです。
夏休みなので、ドライブしてきました。
西会津の道の駅に車を止めて、野沢宿を散歩してみました。
寂れた町並は、津川に似ています。
特に収穫はなかったですが、特性チャーシューメンを頂きました。
スープの上に厚い油膜が張っているタイプの醤油ラーメンです。この年齢になるとこのくらいのことじゃ驚かなくなってしまったのが悲しい。
次は、前から気になっていた美坂高原へ行ってきました。
途中でクマさんに出会いました。
こちらは車の中なので、余裕です。
ぬいぐるみみたいでかわいい(笑)
広大な駐車場が出現!
1台の車もなく、貸し切り状態か?
広大な芝生の広場がありました。
山々の景色もなかなかです。
噂には聞いていましたが、何もない……ところが良い!
その昔、テレサテンが来てくれたらしいです。
テレサテンが植えた白樺の木です。
白樺の寿命は、樹木としては短い方だと聞いたことがあるので、別な樹種の方がよかったのではないかな。
100年杉の家らしいけど、閉まってました。
人生100年時代なので、100年くらいの樹木では、インパクトが低くなりましたね。
標高600mで気温が24℃だったので、快適にお散歩を1時間以上してしまいました。
疲れたので、帰ることにしました。
そんなわけで、静かな秋の始まりを実感したのです。
なんと、2ヶ月半以上、山に登っていませんでした。休日と天候が合わなかったり、8月~9月は、連日35度を超える酷暑により外出自体が危険な天候だったためです。
やっと、まともな天候になってきたので、おっかなびっくり試し登りしてきました。
入口の地蔵部隊は、古めかしくなってきて貫禄が付いてきました。
心肺機能は衰えていないようで、足の筋肉が少し落ちているかもしれません。
二日後くらいに筋肉痛が来るかも(笑)
久しぶりに自然の中を歩くのは気持ちがよいです。
頂上近くのショートカットのマイナーな道にある「湯殿山」と刻まれた石。
その裏側に新しい社が建っていました。
長寿観音……ちょっと、雑な感じですが、古くなっていくと雰囲気が出てくるかもしれませんな。
他の神社から分祀してもらったみたいです。
頂上からは、9割方刈り取りが終わった水田が見えます。
急激に秋が深まっていくかな。
海には、粟島まで見えました。透明度が高い秋の空気です。
花:ヤマハギ、ゲンノショウコ、キンミズヒキ(終盤)
秋分の日ですね。
やっと夏が終わったような涼しく晴れた日になりました。
新潟県の村上市へ墓参りに行ってきました。
お昼は、岩船米のおにぎりを海を見ながら頂きました。
名産の塩引き鮭と、はらこ(鮭の卵の醤油漬け)です。
これから一週間は、夏休みで仕事なしとなります。
最後の夏休みを楽しもうと思います。
日本で一番人の命を奪う動物はハチです。
年間20人程度が、ハチによる蜂刺し症でなくなっているのです。
この本は、長野県の長閑な村で、40年間、医師としてハチの被害と闘ってきた著者が、ハチの危険性から生態まで愛情いっぱいに語ってくれています。
危険なハチはスズメバチ、アシナガバチ、ミツバチが主です。大きなコロニーで巣を作り、それを守るために集団で襲い掛かってきます。
こいつらは、黒くて動いているものを集中攻撃する習性があるようです。瞼を刺されることが多いそうですが、これも黒い瞳を狙って攻撃してくるからです。
山の中のハチの巣は、栄養豊富なたんぱく質の塊なのです。それを狙ってくる人間や熊、他のハチなどから守るために進化を遂げたのが危険なハチたちなのでした。
アナフィラキシーショックは、刺された後、数分で起こる全身症状で、命を落とす危険があります。救急車を呼んで病院まで運ぶ時間に亡くなることもあるので、医師が現場に直行するのが一番いいと言います。
野外で活動するときは、一通りのハチについての知識の習得と準備があると良いですね。