むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

映画『ブルーピリオド』

2025年02月13日 | 映画・ドラマ・アニメ等
amazonプライムで独占配信ということで、実写版映画を観ました。
原作は未読、アニメ版は見ています。
不良で優等生の主人公が、絵の面白さに目覚めて東京芸術大学を目指すのがストーリーです。なんでもそつなくこなす主人公は、完全にギフテッドですね。
映画のところどころに登場する絵画もレベルが高くて手を抜いているところはない印象で、見ごたえがある映画でした。
時間的制約から、登場人物の掘り下げが浅いのが残念ですが、ほどよい省略でギリギリ描かれていると思います。
映画の出来も主人公のようによくも悪くも器用にまとめられています。

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きさらぎ駅~ホラードラマ~

2025年01月31日 | 映画・ドラマ・アニメ等
amazonプライムで、なぜか良く出てくるので、『きさらぎ駅』というドラマを見ました。1時間20分くらいの短いものです。
低予算のホラードラマと言う感じで、後ろから「わっ」と脅かすような演出なので、いまいち怖くなかったですが、オチがそれなりによく佳作だと思いました。
しかし、田舎の無人駅って、引き付けられるものがあって、このブログでもたまに取り上げています。
そういえば、谷山浩子の歌に「骨の駅」という素敵な曲がありました。
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アニメ『ルックバック』感想

2024年12月19日 | 映画・ドラマ・アニメ等
1時間にも満たない短い作品なのですが、劇場公開作と言うので驚きです。
amazonプライムで、やたらおススメにでてくるので鑑賞しました。

見終わったときの感想は「友達が死んでしまったら悲しいよね。はいはい……」でしたが、作画の気合の入れ方や作品が持つ熱量が気になって、この作品は作り手が作りたくて作ったものではないか? と思えました。
何か伝えたいことがあるのだろうと思って、よく考えてみることに。

原作マンガの作者は「チェーンソーマン」を描いた人。ほんとうは、こういう作品を描きたかったのだなと感じました。そして、アニメを指揮した監督や、作画したアニメーターも何か伝えたいものがあるから、興行収入など考えずに地味なテーマを突き詰めていったのだと思います。

何が描きたかったのか、それは「このシーン、無くてもいいんじゃね?」と思うような変な挿入にあるかと思います。この作品で言えば、主人公が幻として見る死んだ友人が引きこもったままだったらと言う、もう一つの過去です。
過去では、通り魔に殺されそうになった友人を主人公が助けることになっているのですが、結局は、二人とも同じような道を選んでいて、それほど変わった未来が待っているとは思えません。
しかし、やはり、違うのです。どちらを選んでも、未来はさほど変わらない。だけど、やっぱり違う。
そして「背中を視ろ(ルックバック)」そこに残っているもの、それが過去からの積み上げであり、それを与えてくれた人が消えても、それは残っているという現実と、それを背負って生きることの辛さと感謝を伝えたかったのでしょう。

なんて、深読みして楽しませてもらったアニメでした。
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映画『ガス灯』

2024年11月25日 | 映画・ドラマ・アニメ等
Amazon プライムビデオにて、視聴しました。
1944年のハリウッド版です。
(ヨーロッパ戦線でノルマンディー上陸作戦、太平洋でサイパン島・フィリピンをめぐる戦いがあった年に、このような娯楽映画が公開されているとは、アメリカの余裕が恐ろしい。)
精神的虐待の方法で、モラハラの手口としても上げられるガスライティングの語源となった戯曲の映画化です。
新婚夫妻の生活で、夫が妻にガスライティングをしかけ、巧妙に精神病だと思い込ませていきます。夫の本当の狙いは何なのか、救いの手は差し伸べられるのか、サスペンス仕立てで物語は進むのです。
自分に自信が持てない人は、もしかしたら、誰かのガスライティングの餌食になっているのかもしれません。気になる人は見てみるのもよいでしょう。
主演のイングリット・バーグマンはアカデミーの主演女優賞を受賞していますが、すごくきれいでした。



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アニメ「変人のサラダボール」

2024年08月08日 | 映画・ドラマ・アニメ等
春アニメを今更ながら見ました。
岐阜のPRを兼ねたアニメだということで、織田信長が天下を取り、岐阜が首都になったパラレルワールドから、この世界にやってきた姫とお付きの女騎士の話です。
姫様は、帝王の器なのか、小学校転入一日目で、4人のボーイフレンドと3人の家臣をつくってしまうとか滅茶苦茶しています。
女騎士の方の転職(ジョブチェンジ)も面白く、ホームレス→探偵助手→ホームレス→キャバ嬢→ホームレス→転売ヤーの買い物係→新興宗教の商品開発アドバイザー→バンドのギター弾き→ホームレス
とか、こちらも無茶苦茶やってます。
岐阜市周辺の名所などの紹介もありますが、近くに住んでいたら行っても良いかな程度のところばかり(淡水魚水族館や競馬場など)なので、ショボいのです。
まあ、なかなかカオスなアニメですが、社会勉強になるような、ならないような微妙な内容がむずがゆいのです。
隠れた良作だと思うので、時間があまったら見ても良いかも。

AIのイメージイラスト。

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大名倒産

2024年07月10日 | 映画・ドラマ・アニメ等
Amazon Prime Videoで観ました。
ふるさとの新潟県村上市の村上藩がモデルということでしたので、興味があったのです。
確かにディテールの甘さはあるものの村上らしさが出ていて癒されました。
村上市には、生まれてから高校生までと、大学を卒業してからは約12年、合計30年間暮らしていましたが、これほど財政がひっ迫していたという話を聞いたことがありませんでした。
話の内容は、米沢藩の上杉鷹山が行った行政改革・財政改革に近いものだと思います。
それを、わかりやすい特産品がある村上藩をモデルに描いています。また、重い内容をコミカルに描くためには、架空の藩の方がよかったのでしょうね。
塩引き鮭が、尾を上につるし、腹の真ん中をつなげたままなところは、しっかり調べてあったのでポイントが高かったです。
塩引き鮭は、越後に吹くシベリアおろしに干すことでタンパク質がアミノ酸に変わり極めて美味です。

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ガンゲイルオンライン(アニメ)第二期

2024年06月23日 | 映画・ドラマ・アニメ等
5年ぶりに第二期が作成されるそうです。
5年前に観て、それから無料で観れるところが無くなったので、ずっと見たくても我慢していたのですが、amazonプライムビデオで見られるようになりました。
うれしくて、通しで見てしまいました。

一言で言えば、電脳世界でサバイバルゲームをする話です。
ソードアートオンラインのサイドストーリーになりますが、メインとの大きな違いは、キャラクターのリアルとアバターのギャップが激しいことですね。
主人公のちっこい女の子のリアルの姿は、背が高いことにコンプレックスを持っている女子大生です。
ゴリラ女のボスが率いるアマゾネスチームのメンバーのリアルは、新体操部の女子高生たちだったりします。
狂った女のピトさんや、その臣下のMさんの正体は、ネタバレになるのでふせますが、かなり笑える展開となりました。

ガンゲイルオンラインは1期で完結していてもおかしくないのですが、2期では、どんな新キャラが登場するか楽しみです。
【特報第2弾】TVアニメ「ガンゲイル・オンラインⅡ」2024年10月より放送決定!
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12人の優しい日本人

2024年06月11日 | 映画・ドラマ・アニメ等
ブログの今日のひとことに、1番好きな映画というお題がありました。
1番と言うのはその時々で変るので難しいですが、とにかく何回も見ている映画としては、こんなのかな。
サム・ペキンパー監督の『戦争のはらわた』
アンジェイ・ワイダ監督の『灰とダイヤモンド』
ビクトル・エリセ監督の『みつばちのささやき』
岩井俊二監督の『四月物語』
大林信彦監督の『転校生』
などですが、なんとなく今回、You Tubeで見てしまったのが、
『12人の優しい日本人』です。
陪審員12名と、警備のおじさんとピザ屋の兄ちゃんしかでてきませんが、全員を好きになる映画だと思います。
12人の優しい日本人 Full Movie (No subtitles)
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『ゴジラ-1.0』を見ました。

2024年05月09日 | 映画・ドラマ・アニメ等
ハリウッドで評判が良いようなので、配信で観ました。
ストーリー・演出がハリウッド風で、なるほど、これは国際的に受けるわ! と納得しました。
平成ガメラシリーズから、シンゴジラまで、カメラの視点を下に下にと持ってきて、実際の人間視点に視聴者をもっていく演出を磨いてきていましたが、この映画は、それが徹底していて、今までわたしが観た怪獣映画でもっとも成功していると感じました。
水爆実験から古代怪獣が復活するというコンセプトが生きていて、ATPのエネルギーで生きている生物から原子力エネルギーで動く生物に進化したように、まったく別な生物として描いているところもSFとして楽しめました。また、その辺を説明しないところも良かったと思います。
こういったSFのリアリティを演出するには、嘘は一つだけにせよと言われていますが、ゴジラの原子力エネルギーが嘘なのですから、ゴジラを倒すのは嘘であってはいけません。超兵器抜きで倒すところがすごかったですね。シンゴジラでも達成できなかったことです。
キャラクターに無駄がなかったのも、まとまり過ぎの感があたものの2時間の完結映画ならそれは利点でしょう。
歴代のゴジラ映画の積み重ねがあっての金字塔だと思います。

(イラストは映画のものではなく、マイクロソフトのお絵かきAIであるDesigner で描いています)
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『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』

2024年04月20日 | 映画・ドラマ・アニメ等
観てきました。
あかねちゃんがどうしても一緒に観に行くと言ってきかないので、付き合うことにしました。
予想していた通り退屈な展開で、可もなく不可もない出来でした。
あかねは、すごくよかった、もう一度観に行きたいと喜んでいたので何よりです。

主人公の凪が好きか嫌いかで評価が分かれる作品だと思います。アイドル主演映画がファン以外は楽しめないことでしょう。
わたしの場合は、ブルーロックの各キャラの誰が好きか嫌いかと言えば明確な答えを持っていませんが、凪はやや嫌いの方が強いキャラだったので、感情移入ができませんでした。
凪のファンの人は楽しめること請け合いですが、そうでない人は、ある程度、期待値を落として観に行くことをお勧めします。


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