デッキーの映画館に見に行ってきました。
改装されたシートは、社長の椅子に座って(と言うとちと大げさだけど)映画を見ているように広々として、映画館の革命だと思います。
さて、映画の方ですが、美しい山古志村の自然が銀幕に映えます。
この美しい里がめちゃくちゃになるかと思うと、冒頭から目頭があつくなります(笑)
原作は、老人と犬と子犬の話ですが、映画は興行を考えて子供を絡めています。
老人と犬だけでは、地味すぎて客が入らないからでしょう。
その子供を絡めた部分が、ストーリー上、すご~く不自然なのです。
救出シーンでは、隣で出血多量の爺さんが死にそうなのに、孫の女の子は犬の心配ばかり(爺さんがかわいそすぎて泣けます)。
お約束の犬を助けようと山古志に向かう子供の遭難劇。
一家に一人だけ一日帰れることになったとき、子供をヘリに載っけてしまう自衛隊員(苦笑)
子供を抜けば隠れた名作、子供を入れれば話題の映画。
名より実を取ったわけですな。
まー、素直に、子供かわいー、犬かわいー、がんばれー、まけるなーと観るのがよいかと。
地震のシーンは、すごい迫力で、日本沈没よりよかったとみんな言ってました。
山古志の自然もよく撮れていて、ツボは押さえられていたと思います。