火つけをそそのかし、それに乗じ牢破りをした長英は、日本中を逃亡します。
幕府の取り締まりは、庶民の目と、それにまぎれた隠密や岡っ引や下っ引、ところどころにある関所、綿密な人相書き(文章が綿密)、拷問OKなので、現在の警察より強力なものでした。
長英が逃げ延び潜伏しながら、著作、翻訳をしながら、日本の近代化に貢献できたのも、彼を支援する人々が多くいたからでした。
それでも、ほんとうに運が悪い天才蘭学者高野長英は、ついに捉えられ殺されることになるのです。
自分を追う国のために、逃げ回りながら必死で働く長英。匿えば重罪になるのに、それを助ける人々。
自分では理解できない人たちの行いを目の当たりに出来、意義のある読書となったと思います。
彼岸の墓参りに行ってきました。
彼岸や盆になると、カーラジオからよく流れる歌が『千の風になって』です。
「わたしのお墓の前で泣かないでください。
そこに私はいません。眠ってなんかいません」
という歌詞なのですが、まあ、清々しく心地よい歌であることは確かなのですが……
墓参りに行く途中の車の中で聞くと
「今日だけは、そこに居て」
と言いたくなります。
日が長くなってきたので、午後から仕事を休んで登れるか実験しました。
沢の入り口に細い木が倒れていました。
少し上るとまた、気が倒れて横に……
わたしの身長でも、不自由なく下を通過できるので、邪魔にならないでしょう。
オウレンは満開。
雪割草は8分くらいで見ごろです。
(今年は開花期間が長くて、まだまだ楽しめそうです)
カタクリは開花はじめ(ほとんどつぼみ)
イチゲは5分咲きくらいでこれから見ごろを迎えます。
キブシはまだつぼみ、エンレイソウ、イカリソウはほとんど見られず。
ショウジョウバカマは開きかけの株がちらほら。