むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

2022年投資結果

2022年12月31日 | 投資・節約
2022年はドル高・円安の年だったと思います。
年始には1ドル115円くらいから始まり、4月ころからドルが急上昇し10月には1時150円まで上がりました。現在は130円程度と少し落ち着きましたが、それでも2000年代に入ってから最高水準のドル高です。
米国の金利上昇と日本の金融緩和の継続が主な原因と言われています。
金利の上昇により債権価格の低下、REIT価格の低下、株価の低下と投資家には辛い年だったかもしれませんね。
しかしながら、自分も含む資産形成期に投資をしている人たちには良い買い場だったと思います。
ただ、ドル高によって外国資産に投資するには効率が悪く、国内中心の投資になりました。

現在のポートフォリオは、日本株の割合が増えて、現在72社の株に分散させています。また、RIETを少し強化しました。
相変わらず米国に頼り切っていますが、今後、米国の成長は鈍るという予想が大半なので、アジアを中心とした途上国への割合を増やしながら、国内株のバランス調整を行なっていきたいと思います。



さて、退職まであと1年となってしまいましたが、今年の受け取り配当金は、次のようになりました。
円建資産より   316,878円
ドル建資産より  400,189円($3078.38×\130)
合 計      717,067円
目標の年間60万円を達成しました。
しかし、1ドル130円というのは、特殊事情だと思えます。

目標は1ドル107円くらいのときということで見てみると、
646,265円となり達成しています。
(ちなみに、含み益はポートフォリオ全体で+23.5%でした)
どのくらいの円高まで耐えられるか計算すると1ドル93円くらいまで耐えられそうです。
ここ数十年でもっとも円高が進んだ1ドル80円程度までになると
563,148円となり37,000円ほど不足しますね。
机上の計算では、来年の配当で、の辺まではクリア出来そうな感じです。

こうしてみると、各社の増配が大きな力になっています。
労働賃金である給料は上がらず、配当はバンバン上がる資本主義の原理(r>g)はインフレ下でも健在でした。

来年は、基本ポートフォリオの完成と新NISA対策を考えねばなりません。

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2022年に読んだ本

2022年12月30日 | 読書
2022年には、117冊の本を読みました。
その中から、心に残った本をピックアップしてご紹介します。
紹介から漏れた本も良い本に多く出会えました。
ウクライナとロシアの戦争が激しかった1年でしたが、戦場の印象を変えた本をご紹介。
『戦争における人殺しの心理学』
同種である人間に向けて銃を撃てる人は極めて少ない。
銃を撃てない兵が大半の戦場の事実。

『砲兵から見た世界大戦』
戦争の勝敗を決めるのは戦車でも歩兵でもなく砲兵である。
砲兵を有効に使えた軍が勝利を握ることになる。

『戦争のプロバガンダ10の法則』
戦争におけるプロがバンダの手法は昔から変わっていないのだ。

海外古典を娯楽作品を中心に読みました。
知っているつもりの作品も、改めて読み返すと、新しい発見がたくさんあります。さすが、古典!
『ガリバー旅行記』
巨人の国から、コビトの国、天空の国や動物の国をリアルに描きます。
個人的には悲観して生きる不死の人たちが印象的。

『タイムマシン』
タイムマシンに乗って、現人類がほろんだ後の地球へ行ってみると、アドベンチャーにラブロマンス、意外な2つに進化した人類の生態系を目の当たりにします。

『フランケンシュタイン』
フランケンシュタインの怪物は、映画になったたどたどしい動くヤツではなく、跳びはね、よじ登り、疾走するやばいヤツです。


もうすぐ還暦のワタシ。新しい人生の出発が迫ってくるワクワク感が青春小説を手に取らせました。
『君と夏が、鉄塔の上』
中学生の夏休み、鉄塔を見上げながらいろいろな意味で上を向いて歩いた日々。

『削り屋』
大きなことは気にしない精神で突っ走る青春!

『少年少女飛行倶楽部』
根拠のない自信が、前に進むには重要なのだ。


で、まったく青春じゃないけど、リタイア小説と言えば良いのか、心に残った小説を1つ
『阿弥陀堂だより』

歴史物も面白い
『気候文明史』
名著『サピエンス全史』『銃・病原菌・鉄』などを読むとなんとなく疑問に思うことがあります。
「なんで、人間は移動するの?」
それは気候変動が原因じゃない? というのがよくわかります。
『ジャガイモの世界史』
ジャガイモの歴史は意外と新しく、その割にすごいスピードで世界に広がりました。
貧しく、土がほとんど無い寒冷な地でもつくることができるジャガイモが発展させた文明が世界中にあるのです。
『アイヌと神々の物語』
歴史と直接関係はないですが、アイヌ独特の世界観を垣間見ることができる本。神と人間の関わり合い方がおもしろい。


量子物理学を中心に科学分野の本を結構読みました。
生物の神秘に触れ、人間には解らないことが多すぎるとことがわかりました。
『死は存在しない』
量子物理学の最先端の仮説であるゼロポイントフィールド仮説を元に、死語の世界を考察します。そのことによって、現在では偶然、錯覚、オカルトとして扱われている事象も説明できることが驚きです。

『時間は存在しない』
時間はあやふやなもの。現在とは、自分を中心として現在と知覚している球体の中にしか存在しない。時間として認識されるのはエントロピーが増大した軌跡でしかない。

『生物と無生物のあいだ』
生物とは、波打ち際に建つ砂の城のようなものであるが、その形を維持するため、絶えず砂粒を入れ替えているのである。やがて、最初からあった砂粒はすべて別のものに替っているのだ。

もっと、紹介したい本はあるのですが、このくらいにしておきます。
来年は、インプットの数はもう少し減らして、アウトプットの方法を考えていきたいです。


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『ゲーム理論の思考法』川西 諭 (中経の文庫)

2022年12月29日 | 読書
ゲーム理論と言っても遊び半分の理論ではありません。

傍目八目という言葉があるように、ゲームは実際のプレーヤーより、傍観者の方がよく見えることがあるようです。
ゲームシステムを俯瞰して見ることができるので、場面全体の様子がわかるというのです。
ボードゲームでもそうなのですから、サッカー場ではなおさら、プレーヤーよりサポーターの方が、どこへパスを出すのが最適かよく見えるのです。
そのように、ゲームシステムを俯瞰して見ることが大切です。

また、未来を予測することも忘れてはいけません。未来の取り得る選択をそれぞれのプレーヤーの立場に立って考えてみるとゲームの流れる方向性が見えてきます。
例えば、プーチンは核兵器の使用を匂わせていますが、核兵器を使用すれば双方とも大きな損害をだしてしまうことは確実です。その可能性はないことはゲーム理論を知っている人なら簡単に見抜いてしまいます。

そして、3つ目は、人間は、必ずしも自分の得する方の選択をするとは限らないということです。
人は他人の役にたったり、喜ばれたりすることを好みます。自分が損をしても、他の報酬があると言うのです。また、環境保護ファンドなどは、失敗した人間だと思われることを嫌うから、失敗したとき、自分は儲けのために投資したのではなく、環境保護活動を支援したのだと言えるので、売れるのだと分析します。

このようなゲーム理論を組み合わせていくことにより、より合理的な判断ができるようになるのです。

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仕事納め

2022年12月28日 | 日々の生活
今年の仕事も一息つきました。
まあまあ、平穏な1年だったと思います。
大きな事故も無く過ごせたことに感謝です。
さて、あと今年も3日ですね。
ラストスパートで、有意義に過ごしたいです。
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豊後高田市よりふるさと納税返礼品が届きました。

2022年12月27日 | 投資・節約
あらびきウインナーです。
冷凍なので、年明けのおべんとうに良いかなと思いますが、年末年始に食べられてしまうかもしれません。
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『メガバンク銀行員ぐだぐだ日記 』 目黒冬弥(三五館シンシャ)

2022年12月26日 | 読書
三五館シンシャの○○日記シリーズ。
メガバンク銀行員と言えば、サラリーマンのエリートコースですが、その実態が明らかになります。
エリートサラリーマンと言えども、サラリーマンの厳しさは同じですね。
組織というのは、ぐだぐだなものですな。
また、ノリノリのときや、正義に燃える時期、鳴かず飛ばずの時期など、サラリーマン人生の終わりに近い自分には、懐かしく思う場面も多々ありました。
小説だと不倫とかありそうですが、一般的なサラリーマンなら、この本に書いてあるような人生を歩むのが普通っぽいと思いました。
また、この本では、M銀行とかぼかしてありますが、見え見えなところに、作者の勤め先に対する小さな憎悪が感じられ、思わずシンパシーを感じてしまいました(笑)。

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日本管財より株主優待を頂きました。

2022年12月25日 | 投資・節約
もつ煮と、肉じゃがセットです。
これから寒くなるので、あと1品つまみがほしいときなどに使えそう。
日本管財は、ビルの管理会社です。
配当利回りはそれほどではないですが、年2回のカタログギフト株主優待が魅力です。

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Merry Christmas & Happy Birthday

2022年12月24日 | 日々の生活
ついに59回目の誕生日です。
あと1年で還暦なので、生まれ変わるわけですが、最後の1年を精一杯生きて、次の新しい人生の土台としたいですね。
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『明るい夜に出かけて』佐藤多佳子(新潮文庫)

2022年12月23日 | 読書
ラジオの深夜放送と言えばオールナイトニッポン。
そのリスナーである主人公たちの交流を描く青春ストーリーです。
とは言っても、文芸作品らしく、暗い方向へはみ出したキャラクターたちがよろよろと熱く活動していきます。
主人公は接触恐怖症(特に女性から)を持っている大学休学中の男子です。バイトでコンビニの店員をやっていて、昔、SNSで晒されたことが心の傷となり、他人に触られることが耐えられなくなりました。
そこへ現れた深夜放送のコアなリスナーの女子高生(って言っても美少女ではなくしゃれっ気がないサイコな子)と、ラジオのはがき職人つながりで交流が生まれます。
バイトの先輩の隠れミュージシャンと、昔からの友人の無神経男との四人が精一杯の付き合いの範疇となり、だんだんと変化していくことになります。
かなりマニアックな深夜放送ネタがちりばめられていますが、全然聞かないわたしでもついて行けますから、そこは描き方のうまさで問題なしでした。

「伝染する」
 佐古田はつぶやいた。
「そう言うと、悪いもんもたいだけど」
 俺は言って苦笑し、
「共感」
と言いなおす。瞬時に後悔する。
「ペラいな、この言葉」
「考えたことなかった。わたしが何か作る。他人が、ここから、また何か作る。パクるんじゃなくて、ぜんぜん新しいものを作る」
 佐古田は、独り言のようにつぶやいた。
 影響という言葉が浮かんだけど、こんどは口にせずにとどめた。どんな言葉で表現しても、ペラくなってしまう。たぶん。

ただ、一言だけ、単語だけで、表現されることには限界があるのです。
ラジオのはがき職人や、ニコニコ動画のミュージシャンのようなゆるく熱い創作者たち、一般人とプロのクリエーターの境目にいる多くの人たちにはうける作品だと思います。

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新聞紙1枚あれば宇宙を超える

2022年12月22日 | ニュース・記事
突然ですが、新聞紙を1枚用意してください。
それを1回折りましょう。
そして、2回折りましょう。
そして、3回折りましょう。
何回、折れますか?
新聞紙の厚さを0.1mmとすると、1回折ったときの厚さは0.2mm、2回で0.4mmです。3回折ると0.8mmですね。
10回くらい折れそうですか?
5回で3.2mm、そろそろ限界かな?
7回で1cmを超えて、8回で2.5cmを超えました。ページにすると500ページを超える文庫本くらいですね。
10回折ると10cmを超えます。もう広辞苑。
それから4回、通算14回おると163cm。身長より高くなっちゃった人もいますか?
ちょっと、まってください! もう1回折ると3mを超えてしまいます。
新聞紙を持って外へでましょう。
はい、15回折りました。
ここまで来たら、キリの良い20回折りまで挑戦しましょう。
厚さは100mを超えましたね。
あと、3回ほど折ると、800mを超え、スカイツリーより高くなります。飛行機に注意しましょう。
25回ほど折ると3000mを超えて、少し寒いです。もうすぐ富士山と同じ高さになります。あと2回折ると1万mを超えて、成層圏に突入します。寒すぎるし酸素マスクなしでは生きられません。

もう、縦に折るのは無理そうなので、新聞紙を横にして横に折っていきましょう。
32回ほど折ると厚さは400kmを超えて、東京・大阪間の距離を超えてしまいました。新聞を折るだけで電車賃もバカになりませんね。
もう1回折ると東京・博多間の距離を超えました。
37回折ったとき、地球の直径より厚くなってしまって、地球上では限界に達します。
42回折ると、月までの距離を軽く超えてしまいました。月にぶつからないように注意しましょう。それから2回折ると太陽の直径を超えました。太陽の直径も、新聞紙44回折りたたんだ厚さより短いのでたいして大きくもないことが解ります。
51回折りたたむと、太陽までの距離を超えます。新聞が燃えないよう注意が必要です。
56回ほど折ると海王星までの距離を遙かに超えてしまいました。ここから先は太陽系を出て行く覚悟が必要です。
63回折ると、約1光年の厚さになります。手を光速で動かしても1回折るのに1年以上かかります。
80回ほど折ると銀河系の直径を超えてしまいました。地球がどこにあるのか解らなくなりましたね。
ここまで来たら100回くらい折りたいところですが、97回折ったところで、138億光年(観測可能な宇宙の範囲)を超えてしまいました。
観測できる最古の光が138億年前の光なのです。しかし、ここで終わりではありません。宇宙は光速を超えるスピードで膨張しているので、138億年の間にさらに広くなっているのです。
「エイや! エイや!」と2回折る(99回)と、現在考えられている宇宙の直径458億光年を超えて667億光年ほどの厚さになりました。
宇宙も大して広くはないようです。
さて、ついに100回折りの達成です。

エイや!

コメント (4)
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