近年、英国から派生してきた言葉であるヤングケアラー。
若くして、家族等の介護にいそしむ子供たちのことです。
1クラスに2人はいるのだそうで、男女で1人ずつくらいの割合となりますね。
自分も今でいうヤングケアラーだったので、時代とともにどのように理解されてきたのか興味を持ちました。
内容は、かなり具体的なところまで、理解が進んできたように思えます。ただ、一言で、ヤングケアラーと言っても、個々に事情がちがうので、一概に、こういう支援がよいとは言えないところが難しそうです。
特別扱いしないでほしいという気持ちもあるし、身内の至らない点を他人にとやかく言われたくないのも事実です。自分としては、若い時、「苦労を自慢できる人は幸せだな。ほんとうの苦労は見っとも無くて話す気のもならない」と思っていたくらいなので、当事者から本当の気持ちを聞き出すだけでもたいへんでしょう。
それでも、理解しよう、支援しようと本気で思ってくれている人がいることは、社会の進歩であると評価したいです。