むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『にんじん』ルナール ジュール(青空文庫)

2023年03月31日 | 読書
小学生の時、よく読書感想文のネタになっていた本でしたが、自分は読んだことがありませんでした。
ふと、見つけて、他の人がよく読んでいた本の内容が知りたくなったので、読んでみました。
トムソーヤの冒険のような内容かと想像していたのですが、かなり違っていました。
にんじんは、そこそこ裕福な農家の三人兄弟の末っ子で、特にこれと言って特徴がない子供です。
他の家族も、善人でも悪人でもなく、普通の人間なのでした。
そんな人たちが、不満を持ちながら不器用に暮らす農村の風景が描写されている本でした。
特に特徴がない生活ってこうだよなぁと、子供の頃の夕暮れを思い出すような気持ちになりました。

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株主優待が届きました。

2023年03月30日 | 投資・節約
今回から、保有期間が長くなったので2000pt分です。
1000pt×2つにしました。
みかんサイダーと宮城ラーメンです。
サイダーは花見に持って行くとよさそうです。
ラーメンは5食分、食費が浮いて助かります。

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角田山(湯の腰コース)2023春

2023年03月29日 | アウトドア
晴れていましたが、まだ少し風が冷たく感じられました。
しかし、平地では桜が咲き始めています。
林道を歩き、登山口を過ぎると、沢歩きとなりますが、水量はやや多く、荒れていて道がよく解らなくなっているところも一部ありましたので、初めて上る人は慎重に行くのが吉です。
下の方では、カタクリが終わりかけですが、中腹より上はまだ見ごろでした。
このコースは雪割草も混じるので、素朴で見応えがあります。
マンサク、アブラチャンも満開でした。
日本海は霞んでいて、佐渡島が見えないくらいです。
ミヤマカタバミ、イカリソウ、花わさびが咲き始めです。
スミレ類も増えてきました。
オウレンの花は終わっています。

ハチ類などの昆虫も増えてきました。
若葉が出始めているので、標高の低いところでは毛虫も発生してきています。
それを求めて、小鳥たちも活発に動いています。

春も本番が近づいてきています。
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『何様』朝井リョウ(新潮文庫)

2023年03月28日 | 読書
直木賞を受賞した『何者』の続編かと思って読んだら、ただの短編集だった。
と、思ったら、『何者』のキャラクターがところどころに顔を出していたらしいことを後で知りました。

表題作の「何様」は、『何者』と同じ就活の話でした。これはこれで面白かったのですが、他の短編の方が、"何様"という雰囲気がでているものがあったように感じました。

他人を評価すること自体、何様?! だという意味です。

いろいろな何様が出てくる短編集として読んでも面白いかもしれません。

実生活でも、他人の評価を尋ねられると答えにくいですよね。「わたしは、人を評価するほどの地位にないので……」と逃げたい気がする自分には、面接官は向いていないなと思いました。

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春色

2023年03月27日 | ニュース・記事
新潟市で桜の開花宣言が行なわれました。
平年より12日早く、観測史上もっとも早い開花となったそうです。

今朝のラジオで、春の歌として、松田聖子の「赤いスイートピー」が取り上げられていました。
歌い出し

♪春色の汽車に乗って、海へ連れて行ってよ♪

この”春色”について、パーソナリティが語っていました。
春色ってどんな色の汽車だろう? ということが主題です。
桜色か、菜の花の黄色か、若葉の緑か?
みなさんは、どんな汽車を想像して聞いていましたか?
というのです。
そうか、普通の人は、春色のペンキで塗られた汽車を思い浮かべるのかと驚いてしまいました。

わたしはと言うと、真っ黒な蒸気機関車を想像していました。
なぜかと言えば、機関車や客車に、周りにある桜や菜の花の姿が映り込んでいて、その中を走る汽車をイメージしていたからです。

こちらの方が自然だと思うのだけどなぁ。
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おはよう カナヘビくん

2023年03月26日 | 小さな自然
桜の便りも聞かれるようになり、冬眠している動物たちも活動をはじめましたね。
浅春に咲く花にあつまる昆虫を狙っているのか、カナヘビ君が見つめています。
カナヘビ君は秋も遅くまでガサゴソしていて、春も早くから活動し始める遅寝早起きの動物ですね。
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『進化論マーケティング』鈴木 祐(すばる舎)

2023年03月25日 | 読書
人間の根本的な本能に根ざす欲求に答えることで、効率よく売り上げなどを伸ばしていく手法が語られている本です。
人間には、生き残っていく過程で選別された本能が機能していて、それに沿ったマーケティングを行なえば効率が良いと言うことになります。
その本能は8つあり、それを細分化したものが64あると言います。
自分が売り出す商品やサービスが、それぞれどの本能を刺激するのか点数化しながら、できるだけ多種類の本能に刺さるように改善することが重要だと解かれていました。

確かにその通りですし、間違いはないのでしょうが、紹介されているマーケティングの手法が手垢がついているくらい一般的なものばかりなので新鮮さが感じられませんでした。一般的なマーケティング手法を、あとから本能に紐付けて分類しているように思えました。ようは、本能からマーケティング手法を導き出すのではなく、すでに行なっているマーケティング手法を本能に沿って分析し分類しただけということです。

それに進化論とかつけると、あたかも新しいもののように感じられ売れるという実践を見ることができた感じです。

わざわざ、ワークシートなどを作って公開されているのですが、使う人がいるのか疑問です。

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白いカタクリ

2023年03月24日 | 小さな自然
昨年は、白いカタクリを1株見つけましたが、今年は2株見つけました。
2株とも1輪しか咲いていませんでしたが、目が慣れてきたのか見つけられるようになりました。

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キバナノアマナ

2023年03月23日 | 小さな自然
浅春の山野は、小さな花でいっぱいですが、雪割草やイチゲの花に隠れて、目立たない花もあります。
キバナノアマナは、小さくて、なぜか踏みつけられていたり、倒れていたりして、あまり目立たない印象の花です。
めずらしく、キレイな姿で咲いていたので撮ってしまいました。

小さくてもユリの仲間です。
ユリにしては、色が派手で、安っぽい感じがしますが、それも魅力ですね。
アマナは、甘菜で、苦みもなく食べられるからと言う説と、食べると甘いという説があります。
総合すると、ほのかな甘みがありそうですね。
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『猫弁と透明人間』大山淳子(講談社文庫)

2023年03月22日 | 読書
裁判で白黒つければ、負けた方は大きな損害がでますし、勝ったとしても損得なしで、悪くすると不幸になるのが普通です。
裁判までもつれ込んで幸福になることは希でしょう。

しかし、主人公の天才弁護士百瀬太郎は違います。
彼が動けば、勝った方も負けた方も、その裁判において考え得る限りの幸福、少なくとも不幸にならない落としどころに導かれるのです。

猫弁シリーズの2巻目になりますが、大山淳子さんの書きたい方向性がはっきりした巻であったと思います。

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