今更ながら読んでみました。
内容は、状況が変化した時に、どのように動くか2匹のネズミと2人の小人を例に物語が展開するというものです。
この4個体は、それぞれ個性を持っていて、あなたは誰に似ているかという問いも同時に掲げられています。
結果は、絶えず状況が変化するので、それに対応して自分も変わらなければならないとなります。
まあ、当たり前と言えば当たり前のことが書いてあるのです。
他の自己啓発本とおなじで、これだけでは世の中を渡って行くのは厳しいけど、たいせつな部品の一つとして意識しておいた方が良いことが書いてありました。
人が脱皮をする動物だと考えてみたら、住処を変えることが脱皮なのではないだろうかと思いました。
主人公が、東京に出てくるさい、遠い親戚の一人暮らしのおばあちゃんの家に居候することになります。
そこで体験する暮らしや恋で少しずつ成長する話となります。
そして、一回り大きくなって出ていくことになります。
若いことの辛さから年寄りをうらやんだり若いころの心理がリアルです。
芥川賞受賞作。
つかまる枝を探して、上半身をブンブン振り回すように激しく揺らしていました。
カメラを向けると、「ダ・ル・マ・サ・ン・ガ・コ・ロ・ン・ダ」と言われたようにピタリと動きをとめてそのままの姿勢で固まってしまいました。
ずっと動きません。完全に固まっているように見えます。
エダシャクの仲間には、敵に見つかりそうになるとまっすぐに体を伸ばし、木の枝に擬態するものが多いですが、これは何に擬態しているのでしょう。
元はスペイン語で書かれたものというところから興味が湧いたので読んでみました。
ざっくり言ってしまえば、「運のいい人の生き方」を寓話風に書いてある本です。
幸運をつかむには下準備が必要とか、他社への貢献が必要とか、当たり前のことを書いてありました。
確かに、自分の人生に当てはめてみると、他人から運が良いと言われることについて、この本に書いてあるとおりのことをやってきていたし、運が悪いと思うことはやってきていない部分でした。
学生さんには、最低、このラインまで知ってから社会に出てほしいですし、百戦錬磨のおじさまたちでも趣味などの私生活レベルなら、これを意識していれば十分に役に立ってくれる人生の指標となるでしょう。
動物小説の古典的名作。
1/4の犬の血が混じった犬オオカミのホワイトファングの半生が描かれています。
この人は、オオカミか犬になったことがあるのかと思わせるくらい動物の視点で描かれていました。動物は、「なぜ?」という疑問は持たず、こういうときはこうなったという経験と本能的な衝動から行動することが徹底されています。
人からしつけられる社会的ルールも、なぜそうなのかという観点が抜けているので、飲み込むのに時間がかかるのです。
自分より弱い生き物は肉であり殺戮を好むホワイトファングは、人間と共に暮らす中で、社会のルールを学んでいきます。あるときは、犬同士の社会に人間の手で干渉されることにより、互いに憎しみ会いながら生活し、あるときは闘犬として他の犬を殺すために飼われ、そして、最後には、ほんとうの主人と出会うことになります。
しかし、孤高の殺戮者であるホワイトファングが、人間社会に溶け込むのは容易なことではありませんでした。
子供の頃から虐待されて壊された精神の再生に一石を投じるような、人間社会に通じる問題提起も含まれていると感じました。
7月並みの暑さになるという予報なので、近場でサクッと登ってきました。
山の下は30度くらいですが、山の上は27度くらいだったので、風があると涼しく感じるくらいです。
新緑から鬱蒼とした緑に変わってきましたね。
水筒の五枚目の葉っぱが出てきたので、水田もかなり緑が濃くなってきました。
タニウツギ、ヤマツツジが盛りです。
エゴの花が咲き始めました。
ウスバシロチョウ、モンキアゲハ、カラスアゲハが飛翔。
イトトンボの類も見られました。