「蒼き流星SPTレイズナー」
1985年の名作になれなかった幻の迷作。
1980年代と言えば、ガンダム以降、名作アニメが目白押しのジャパニーズアニメーションの最盛期と言っていい時代です。
数ある名作の中で右往左往し、結局、方向性の定まらないまま、打ち切りになった凡作であります。
その定まらない方向性が、作り手、スタッフの若さの表れであり、青春の迷いそのものです。
その不器用さに同人誌を読むような温かさを感じてしまえる作品です。
最近の洗練されたエンターテインメントに退屈を感じたら、一度、見てみるとよいかもしれません。
「ガンフロンティア」
松本零士のアニメはいろいろありますが、もっとも松本零士っぽい作品化もしれません。
なんたって、トチローが主人公なのですから。
黎明期のシナリオのようなしょうもないストーリーではありますが、それもまた安心して見られるというもの。
たまには、松本零士哲学にひたるのもよいでしょう。
「夏目友人帳」
少女マンガが原作だけあって、背景などが淡泊なのがおしい。
ストーリーは、各話ごとに丁寧なつくりなのは原作が良いせいだと思います。
だんだん雑になるどころか回を追うごとに巧妙になってきます。
エンディングテーマはカラオケで歌いたいくらいよいですね。
「モーレツ宇宙海賊(パイレーツ)」
メカデザインがよいです。外国映画のようなシンプルなデザインがカッコいい。
アニメを見てプラモを作りたくなったのは、何十年ぶりだろう。
ストーリーは可もなく不可もなく。主人公が安全圏にいすぎるので緊張感がありませんでした。
題名よりおとなしい作品です。
主題歌は、カラオケで歌いたいくらい、しょーもないです。