むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

いちろべが憎い(西村望)徳間文庫

2011年09月12日 | 読書

いちろべが憎い

犯罪小説。

と言っても、ここに出てくる犯罪者は、頭が悪い。

欲望の赴くままに、浅い読みで犯罪を犯してしまう、人間のくずのような犯罪者たちだ。

まあ、もう、どうしようもない悪なので、心理を分析するとか、相手を理解するとかそういうことも無駄であると思えるほど、まったくもって、どうしようもないのだ。

しかし、それでも、なぜか、それだからこそかもしれないが、エンターテインメントになるようで、疲れているときとか、もう、バカになって読むのにはおかしなカタルシスを感じてしまうのである。

コメント
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