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幕末の就活で何を教えたか◆『飛耳長目録』◆世の中に関心を!

2010-10-14 23:08:11 | 日記
昨日のブログで
チリの落盤事故33名救出について書き出しました。


それに関して就活中の学生さんの一部から
『就活テーマのブログなのに』
『どうして就活に関係ないニュースの事を書くのか』
という質問をいただいて


今夜は
きちんと説明しようと思っています。


私は世の中のニュースに『就活と関係ないこと』
は無いだろう、と思う一人であります。



◆ある男の話


※※※※※※※※

彼はいまでいえば新聞のベタ記事も、テレビのスポットニュースも、決して見逃さなかった。また、弟子たちが見逃すこともゆるさなかった。

彼にとって、程度が高いとか低いとかは問題でなく、人間の営みすべてがテキストであったのである。

「そういう人間の営みに目をつけないで、何が政治だ、何が経済だ、何が文化だ」という考え方をもっていた。

・・・

彼が毎日のニュースを書きつけたメモは「飛耳長目録」と呼ばれていた。耳をたて、目を横に長く開くという意味で、つねに緊張しているという意味である。

※※※※※※※※
童門冬ニ「男の器量」知的生きかた文庫 1992年 より



◆その男の名前


ご存知の方もおられますよね。


この男の名前こそ吉田松陰
弟子というのは、松下村塾で学んだ若者たちのことです。



松下村塾は現代でいえば大学に相当しますが
相当に厳しい大学です。

当時の定番の就職コースである
幕府や大名家への仕官を目的に
「就職指導」を行うことはしませんでした。


◆幕末におけるキャリア形成のヒント



では何をしたのでしょう。

そのヒントのひとつに「飛耳長目録」があります。
これは

1.『現代社会への関心・情報の収集』とその中で

2.『自分たちが何をしたら良いのか、何ができるのか』を

3.『徹底的に考えさせた』

というところにあるのではないかといわれています。


冒頭の就活生の疑問への、私なりの説明でもあります。
言葉の説明から行間の想いを読み取っていただければ幸いです。



いろんな情報・いろんな関心と興味を持とう

ではまた