就活が終わった学生さんは論文執筆が
大変みたいですね。
構想がうまくまとまらないみたいです。
昨夜、そういう学生さんにメールで
KJ法のアドバイスをしました。
自分自身の仕事でも使っていますので
KJ法の紹介です。
◆川喜田 二郎教授(1920 - 2009)だからKJ
この先生が考案されたので、お名前の頭文字から
KJと名づけられました。
論文執筆の技術で有名ですので、私のアレンジ説明です。
メモ帳や付箋を用意して
頭の中にうかんでくる内容を
キーワードで、どんどんメモしていく
↓
そのメモを並べ替えてグループをつくると
いくつかのかたまりができる
↓
そのかたまりを整理していくと論文の
章ができあがる。
↓
章を連結していくと話の流れができあがる。
◆ばらばらなものが一つになる『スッキリ感』
ばらばらなものがまとまると、頭の中がスッキリする。
そういう快感がKJ法で味わえますよね。
卒論でも、就活エントリーシートでも
『書きたいことがまとまらない時』には
KJ法でスッキリしましょう。
さて
人間の感覚にはいろいろなものがあります。
味覚、色覚、聴覚、視覚、嗅覚、・・
こういう、ばらばらな感覚も、もし一つにまとまったら
KJ法で頭の中がスッキリするように
体がスッキリするのではないかな?
私はそんな気がします。
◆目からビタミン吸収
私の卒論は西洋教育哲学で『シュタイナー教育』をテーマにしました。
関係する卒論資料のなかで記憶に残っている話です。
(シュタイナーの人間観を説明した資料にあったと思うのですが)
・・・・・・
消化器官にダメージをうけた患者さんが
必要なビタミンが含まれている食べ物を目でじっと眺めて
その視覚を味覚に変えて目からビタミンを吸収して
病気を回復させたことがある。
目は視覚しかないと考えられているが、
人間の感覚は、本来すべてがつながっているものだ。
・・・・・・
音を聞いて色が連想できる人や、目隠しをして手で触るだけで
色が分かるという人が世の中には時々いるようです。
(共感覚の持ち主)
おそらく、人間は全部の感覚が
本来は繋がっているということなのかもしれません。
◆心と体にKJ法
KJ法のスッキリ感を、人間の感覚にも当てはめてみると
面白いかもしれませんね。
たとえば、色を見て音や味、匂いを連想できるかどうか?
『ばらばらなものを、グループ化してまとめる訓練』
を、企画や発想を鍛える延長線で、心や体のばらばらな部分にも
当てはめていきましょう。
悩みがたくさんあれば、それをひとつづつ書き出して
グループにまとめていくと、案外スッキリしますよ。
心をすっきり、そして体だってそうかもしれません!
ばらばらな痛みは、じつはつながっていることもあります。
頭痛がすると思ったら、実は肩が凝っていた。
そして肩こりは目の疲れから来ていた。
ならば目の疲れを取るような工夫をすればいい・・
なにごとも、つながることがあります。
そのつながりが見えてくると『スッキリ』するものです。
ああすっきりした。
頭の中が整理できて心も軽くなりました^^
今日の午後は神経の使う業務監査ですので
ではまた。