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就活に関わるお母さんへ◆企業は男性社会◆武士の母を頼もう!

2010-10-27 09:07:05 | 日記
こんにちは。

タイトルは、やや挑発的であります。
しかしこれが今、やっかいな問題になっている
と感じていますので書いてみますね。



◆親子で手をつないでオープンキャンパスへ


私が以前勤務していた大学は女子大でしたが、
男女共学化を目指して準備していました。

それでオープンキャンパスでは男子高校生も
姿を見せていました。そのなかで


男子高校生とお母さんが「手をつないで来校する」
という光景が話題になりました。


それから数年した現在。就職活動の現場で
同じような光景が話題になってきています。

もちろん物理的に手をつなぐ、ということではなくて
精神的な
「母と息子との手つなぎ」が増えてきている実感があります。


◆父親不在というリアルの背景


※※※※※※

一般的に、女性は「やさしさ」を重視するから、「訓練」や「規律」よりも「協力」を好む。このような状況のもとでは、女子生徒は成長するが、男子生徒は落ちこぼれることが多い。そのため、貧困家庭や母親だけの家庭で育った十代の男子は非行に走りがちになるといわれる。

・・
イギリスのほうが「ナイスネス(心地よさ)」の進行度ははるかに深く、また、社会の「女性化」も日本より深く大きいようである。

それに伴って生じる弊害、すなわち家族の崩壊、シングルマザーの増加、無責任な父親の増加、ASBO(反社会的行動取締り令)などによってもコントロールできない街中での子どもの反社会的行為が生じている。

※※※※※※
マークス寿子「総崩れのイギリス それでも頑ん張るイギリス人」
草思社 2009年より。


2008年の金融危機後、混乱したイギリス社会の現状をつづった近著で
マークス寿子さんが指摘したイギリス社会の「女性化」の問題は、
大枠では日本でも当てはまる部分があるなあ、と感じています。


企業の大半は、「訓練」や「規律」を重視する男性社会であるのが
リアルな現実でありましょう。
男の子には本来、父親がそのことを教えていく役目があるのですが

家庭崩壊でシングルマザーが増加すると、
お母さんがすべてを教えていかなければならない苦しさがあります。


◆父親とはどんな存在なのか


母親と子どもには母性のつながりがあります。
父親と子どもには父性のつながりがあります。

父性ということを私の表現で言い表してみますね。



母親は自分の子どもにすべての命を捧げられるものでしょう。
父親は時には自分の子どもを差し置いてまで

目に見えない仕事や責任、抽象的なプライドというものに
すべての命を捧げられるものなのだ。

武士の切腹に相当するものをイメージして頂ければ
分かりやすいかと思います。


◆武士の妻が教えたものを


ということで、かって武士の妻たちが
夫亡き後に息子たちを

どのように育てていったのかを
歴史を紐といて勉強してみるのもいいかと思います。


~ヒントとして~

武士の妻たちは息子に
「男子とは、父親とはどういう姿であるべきか」
を繰り返し明確に説明できた

という部分なのでしょう。


武士の妻、武士の母らしいお母さんが
「就活の出陣」をしっかり見守ってくださいますよう。


では御免。