


10月はハロウィンにちなんで
仕事に関係する「不思議な世界」をとりあげてます。

タイトルの按章取意とは
「真意は小さなところに潜んでいる」という意味です。
就活は情報戦の側面もあるので、情報感度を高めていくことが
ポイントになってきますね。
情報収集・分析の不思議ということでいきますね。
■製薬会社の株が上がるか?下がるか?
※※※
ある製薬会社が、癌に効く新薬の開発に成功したというニュースが私の耳に届いたんですよ。そのとき、その会社の株価が222円でした。私はまず友達の医者に聞いてみました。
「副作用はあるのか」と聞いたら、「ない」という。
「効くのかい?」と聞いたら
「多分効かないと思う」という答えが返ってきました。
私の判断は、この株は暴騰するだろう、というものでした。
案の定、4倍の840円くらいになりました。
予想は見事的中しました。
(米長邦雄)
※※※
渡部昇一/米長邦雄「生き方の流儀」致知出版社 2011年5月から
将棋の米長邦雄が製薬会社の株価の暴騰を予想して当てました。
その根拠は
「新薬が効かないと思う」という医者の返答でした。
米長の判断根拠は
・もし「本当に効く新薬」なら、その会社の株は“すでにみんなが買っている”はず。
・「効かない」という情報を知っている人たちは買わないから、株は安いまま。
将棋の名人によるこの推理のポイントは
“本当に重要な「情報」は、素人に届く前に誰かが把握しているものだ”
という部分にあるかな、とtarebonは理解しています。
■情報の判断
採用に関する企業情報や選考基準などの情報は
いつでも早めにキャッチしていこう。
単純な原則なのですが、みんなが知っている段階での情報は
「本当に重要な情報」から遠くなっている可能性があります。
遠くなってしまった情報に踊らされてしまうと
次の行動がワンテンポ遅れてしまうんだよね。
こういう部分は「就活を意識しているかどうか」
の個人差が影響するものなので
意識をしておくということが大切だと思うよ。
★★2ヶ月の猶予を間延びさせずにね★★
例年10月にスタートする就活が、今年から経団連や文部科学省の指針で
2ヶ月の猶予がある12月スタートに向かう流れがあります。
学生生活に就活で支障が無いようにするという配慮なのですが
就活の意識や情報キャッチという部分で間延びしてしまうと
問題も出てくるんだ。
2ヶ月の猶予期間というタイムスケジュールをしっかり意識して
がんばっていきましょう★
ではまたね。

