


10月はハロウィンにちなんで
仕事に関係する「不思議な世界」をとりあげてます。

大学の成績が就職にどこまで関係してくるか
「不思議な世界」をのぞいてみよう。
いきます。
■GPA評価の広がり
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一橋大学(東京)は、欧米で一般的なGPA(成績評価値)を卒業用件にする制度を昨春はじめた。
最高評価を4、最低を0とし、4年間平均で1.8未満は卒業させない。
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読売新聞 2011.10.13記事“全入時代の「質保障」”から
GPAによる成績評価というのは数年前から私立大学の語学科目を中心に導入されてきました。
成績評価の厳格化の流れは、大学側の「質の保証」につながるということでしょう。
日本でGPA評価が正しく定着するかどうか?
とりわけ企業側に「学生の質」を正しくPRできるかが課題でしょう。
勉強の秋、ということで
就活準備もさることながら、本業の勉強もがんばらなくちゃね。
■人事部の見るものは「成績」よりも「履修科目のシラバス」
ところで、企業が学生を採用しようとするとき
一般的に成績証明書はどこまで見ると思いますか?
あまりひどい成績ならばちょっと問題があるでしょうが
基本的には「成績そのもの」はそれほど見ていないといえましょう。
成績証明書の提出は“新卒採用に伴う定型フォーマット”だと
考えるだけでいいです。
学歴選考の段階で、たとえばMARCHクラスならば
そこでもう成績評価は全員一律になっています。
(TOEICが高得点とか、個々に特徴があれば別)
大学の成績を丹念に見られるとしたら
早慶以上の同レベルで
優秀な学生を選別する段階で初めて見比べるわけです。
ただし成績の良し悪しよりもむしろ
「履修科目のシラバス」から
どんな科目を、どんな興味関心を持って取得したのか
という“思考経験のリサーチ”をする場合があるよ。
■成績よりも“何を、どんな目的意識で学んできたのか”
成績というのは極端な場合、試験の成績が偶然良かったらいいので
結果論の要素が強いものです。
物事への興味・関心・思考体験の持続のほうが
仕事能力にも結びつくものだから
たとえば履修科目を
どんな興味で、どんな目的意識で学んだかということは
聞かれた場合にしっかりと答えられるほうがいいよね。
★★勉強は目的を持って行おう★★
就活も目標があったほうがいいのですが
大学生ならば、まずは勉強。
がんばってね!

ではまた。

