フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

春は、あけぼの

2009-04-13 02:15:09 | Weblog
春は、あけぼの・・・忘れていたこの言葉。猫を起こさず、犬達に気取られず、朝早く起き出して門を出て森へと向かった。朝の光が、あとからあとから追いかけてきて段々とあたりは明るくなってきた。静かに静かに森の中を見渡してあの辺りこのあたりと探してやっと見つけてあなたが起きる前に森から帰って来た。この森からの贈り物を朝のテーブルの上に置いてあなたが、目覚めるのを待っていた。「さぁ、早く起きて」とモカマタリを沸かした。珈琲の香りが部屋に満ちていく。人にとって一番大切なものは何か、それは、小さな微笑。と歌うように言って朝食を整えていく。「おはよう」「おはよう」と言ってからのあなたの顔。忘れない。そして、二人、顔見合わせて「シッー」っと人差し指をお互い唇に当てたね。・・・・。僕らは、春の光の中で小さな草花を見ていた。


michiさんへのプレゼント。こんな話が、この草花には、似合うのかな。本当は、自分では、見つけられないから、草花と鳥に詳しいバジルに頼んでバジルんちの庭に咲いていたものを携帯に送ってもらった。それの、お裾分けです。いつか、キミが言ってた「ひとりしずか」です。僕は、「ふたりしずか」という酒は飲んだことあるのですが。ひとりしずかをじっと見るのは初めてです。草花っていいな。
コメント (2)
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