フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

le sourire

2009-04-17 19:03:37 | Weblog
ポールゴーギャンがタヒチで出会ったという永遠の少女「テハマナ」の名を持つペンダントに
山の古民家を改装したcafeで出会った。




見た瞬間、気にいってしまい購入した。


金メダルだとも思ったけど、表面にle sourireと刻んであるのでよけいに気に入ってしまった。言葉って凄いと思う。「微笑み」って意味だ。そこが、山里だったから、僕は、一人で、これは、インカ帝国に伝えられた太陽のペンダントなんだ。sourire de soleil 太陽の微笑み・・なんだか勇者になったみたいで
誇らしかった。ペンダントを店の外で早速身につけて凱旋帰国のような気分で街に下りてきたら、やっぱり、ゴーギャンが言うように少女の微笑がいいよなと思えてきて急に優しい気分になってしまった。そう思いながら、ペンダントにさわると自分が、とてもやさしい人に思えた。微笑み大使これでいくかと。ゴーギャンだけでなく男には、永遠の少女という精神的支柱が必要らしい。そのことを、一言で「微笑み」と言ったゴーギャンのセンスに脱帽。褐色の健康そうな少女が砂浜を駆けていくのがほんの一瞬見えたような気がした。
コメント
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