フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

6.16

2009-06-16 10:33:02 | Weblog
図書館からタイトルが面白そうだったからという理由だけで借りてきた本をパラパラとめくると6月16日 セップクという文字と芭蕉の句が飛び込んできた。

海士の屋は 小海老にまじる いとどかな

うん、これを読めということかと納得して少し読んでみると出だしから面白い。自分の知性をひた隠しアパルトマンの管理人の典型を生きようとする未亡人ルネと自殺願望の12歳の天才少女パロマとの物語なんだけど谷口ジローの漫画の話が出てきたり結構面白いと思います。タイトルは「優雅なハリネズミ」といってミュリエル バルべりという人が書いた本なのですが僕は、知らなかったけど有名な本なんですって。著者は日本びいきで2008年から日本で暮らしているとのこと。6.16という日付の単位でしかなかったことからこんなに広がっていくなんて。やはり、この日を意識したのは鶴田浩二からだったから鶴田さんのお導きかな。
コメント
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