フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

ciel

2009-06-11 05:07:27 | Weblog
朝、早くおきだして空を見ると、昨日の雨で洗われてさっぱりとした、すっきりとしたさわやかな青い空だった。まだ月も残っていて輝いていた。村上龍の言う雲の製造工場が操業を一瞬停止してたみたいだ。それから10分ほどでまた灰色の梅雨空に覆われてしまったが、空の真実を見たような気分で気持いい。世の中、動いているんだなとつくづく思った。空が一瞬にして変わるように人間の営みなんてはかないものなんだろうな。今見た月がもう空にない。あそこに月が輝いて、きれいな青空だったことを覚えているのは老人だけなんだろうか。これからの世代に残さなくてはいけないものが見えてくるようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする