フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

横倉山へ再び(アントンを追って)

2011-12-13 08:37:46 | Weblog
先月の15日に訪れた横倉山をバジルと再び訪れた。横倉神社中の宮「杉原神社」からの探索だ。

今日は、工事も終わっていてほぼ山を独占状態。安徳水(生水だから飲まないでとの表示あり)を通って上の宮へここで馬鹿試しというものがあるというのでその岩場に登って見る。馬鹿の顔が映るというからなんだと覗き込むと鏡に映った自分の顔だった。

馬鹿ほどこの先の断崖の突端に行くらしいとのこと。


十分馬鹿だった。足がゾイゾイする。ここから宮内庁の管轄地「安徳天皇御陵指定地」へと向かう。ここは鞠ヶ奈呂と言ってアントンが鞠を蹴って遊んだところ。ここで、アントンは23歳で崩御したと。ご遺体は
この鞠ヶ奈呂に埋めたとされている。ここを言い伝えによって掘り起こした時棺がでてきて言い伝えが正しかったことが裏付けられた。その棺の上に菊の御紋があったから宮内庁の調査となり指定地にここがなったという。なんかアントンの幻影を感じる。




平家の忠臣を祭る住吉神社をここまできたら見ておこうという事になってすすむ。500mとの表示があったがキツイ坂を登って行くととても500mでは着かないと思ったくらい遠く感じた。やっと岩場に出てみると住吉神社は、対岸の岩の上にあった。下を見ると岩場に鎖が垂れ下がっている。ここを降りるのか。足場があるので他の山の鎖よりラクだけど下りたらまた登らないといけないので途中まで降りて神社がはっきり見えるところで手を合わす。エコ参拝。ここから空池にまわると雪が残っていた。

ここを過ぎて帰りを急いだが平家の穴の表示が。ここは源氏の襲来に備えたアントンの避難場所。ここから三種の神器であるアメノムラクモの剣が出てきたとのこと。それを見ないでは帰れないとまたまた急な坂を下りる。途中で岩屋神社と出会う。ここは、さっきの
馬鹿試しの岩の下じゃないのかな。

そうしたら平家の穴って馬鹿の底なのか。平家の穴に到着。入り口にはカモフラージュの岩があって穴が分かりにくい。穴を覗き込むと階段状の石段みたいなものが見えて人口なのか自然なのか分からないけど降りていけそうな雰囲気だった。

でも痩せてないと入れないけどね。僕は無理だ。バジルにロープをくくりつけて下ろせばいけるねと言うと「戻れなくなったらどうしてくれるのよ」と言うから「そのときはさよなら、ごくろうさんだね」と答えると「岩を爆破して・・・」と勝手なことをいっている。女って生命力が強いんだね。
コメント
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