フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

episode1:congratulation

2013-08-24 07:13:04 | Weblog
富士山でのエピソードは多い。その中でもいちばん印象的だったのは立原道造の詩の情景を思い浮かべる出来事だった。お鉢巡りをしていたときのことだ。あれはもうすぐ郵便局に着くといったところだっただろうか久須志神社を半分以上過ぎていたと思うけど岩の上に白人のカップルが座っていた。登山で疲れたための休憩ではないような雰囲気で。遠くから見ると若い男性の肩に若い女性が頭を乗せてもたれかかっている。なんか映画の1シーンを見てるようだった。近づいていくと女性がうっとりとさっきもらったんだろうか右手か左手か忘れたけれど薬指に挿したシルバーの指輪を見ていた。よく見ると美男美女。彼の計画で多分「富士山プロポーズ」をしたんだろう。彼の申し出は成功した。辺りには二人を中心に幸せの光が広がっていた。僕はその光の輪に一歩はいって「Congratulation」と自然に言葉が出た。そしたら若い男性が「Thank you thank you」と我に返ったようにこっちを見て微笑んだ。女性がはにかむ。僕は幸せの光を1こ確実にもらったような気がした。それ以来富士山ではずっと幸せ。この幸せ気分をおすそ分けしようと僕の大切な人たちに富士山郵便局からハガキをだした。幸せが届きますように。下山した今でも彼らを思い浮かべると幸せな気分になってくる。「富士山プロポーズ」かこれもいいもんだね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする