Joanna Rakoffの「サリンジャーと過ごした日々」という本を図書館から借りてきた。サリンジャーという文字を見ると今でも甘く切ない感情が蘇える。ズーイ、フラニー、ホールデン、シーモア・・・。あの時のあの日の彼らはいまも僕らの回りにいるはずなんだけど僕はしばらくの間忘れてしまっていた。fortunatelyという言葉を昨日乳がんで入院している姪とメールで話してたらなんとラコフは「A fortunate age」で小説家デビューだって。コレもなんかの縁かな。

この本、日本版の装画がいいね。アメリカ版なら無味乾燥な装丁だろう。たぶんペーパーバックだろうから。日本版は網中いずるさんという人が描いている。マンハッタンの出版社に通勤する光景を描いているんだろうけどなんかこの色がねフラニーがいた街角を思い出させホールデンが肩をすぼめて歩いていそうな雰囲気を醸し出す。日本人って思い入れがすごいね。サリンジャーに出会ったときは子供時代から抜け出そうとしている最中だった。人はこう生きなければならないという規範から抜け出そうとしていた。その時の「キャッチャーインザライ」は強烈だった。規範から抜け出したのはいいけどドロップアウトしてしまってフライングハイとはいかなかったけどサリンジャーって聞くと胸がキュンとなる。ナゼかホールデンではなくフラニーを思い浮かべるのだけど。この本はまだ読んでいない。ここ2日眺めている。それはそれで贅沢なことだと思っている。

この本、日本版の装画がいいね。アメリカ版なら無味乾燥な装丁だろう。たぶんペーパーバックだろうから。日本版は網中いずるさんという人が描いている。マンハッタンの出版社に通勤する光景を描いているんだろうけどなんかこの色がねフラニーがいた街角を思い出させホールデンが肩をすぼめて歩いていそうな雰囲気を醸し出す。日本人って思い入れがすごいね。サリンジャーに出会ったときは子供時代から抜け出そうとしている最中だった。人はこう生きなければならないという規範から抜け出そうとしていた。その時の「キャッチャーインザライ」は強烈だった。規範から抜け出したのはいいけどドロップアウトしてしまってフライングハイとはいかなかったけどサリンジャーって聞くと胸がキュンとなる。ナゼかホールデンではなくフラニーを思い浮かべるのだけど。この本はまだ読んでいない。ここ2日眺めている。それはそれで贅沢なことだと思っている。