フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

soleil

2016-08-03 06:57:16 | Weblog

昨日花木さちこの「三月の水」をyou-tubeで聴いていたら待機動画の項目に「太陽がいっぱい」のサウンドトラックと「太陽はひとりぼっち」のテーマがあったので懐かしさのあまりクリックした。若き日のアランドロンの美しいこと。ヨットのシーンだったけど今の俳優のようにどこかのアスリートでもあるまいに腹筋が割れたような体ではないが体が薄く現実感は濃厚だった。見せかけの嘘っぽさではなくどこかギラギラしたものが今でも伝わって来て「いいな」とつぶやいてしまった。plein soleilというくらいだから音楽も煌いていて懐かしいというよりヘンに新鮮だった。僕の大好きな映画の一つだった「太陽はひとりぼっち」はモニカヴィッティの魅力は半端じゃない。アランドロンもはまり役だったね。懐かしい映画の1シーンが昔を醸し出すね。そうだよな、昔は夏と言えどもキチンとした服を着てたんだよな。薄い靴下なんか履いて。「たそがれのローマ、夏の日のローマ・・・・」なんて日本語の歌詞つけてザピーナツとか園まりとかが歌っていたよねツイストのリズムで。いつからかなこんな裸族みたいな恰好でどこにでも出かけるようになったのは。でもあの夏は30度を超える暑さじゃなかったからね。自然環境を壊すと文化も壊れるのか。もう一度ダラダラとしたそぞろ歩きではなくビシッとした服を着て街を闊歩したいものですね。この暑さじゃ三歩歩めずだろうけど。

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