フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

ぽつんとひとり

2016-08-23 07:33:09 | Weblog

この広い山の中で起きているのはぽつんとひとりの自分だけ。                        瓶が森のキャンプ場にはオレたちだけだった。シェルパ君がソロテントを張る。僕はツエルトにする。とても疲れていた。晩飯を済ませてすぐ寝たもんだから3時ごろに目が覚めてツエルトから這い出して星空を見ていた。                             登ってきたピークを思い出す。                                    伊予富士から東黒森へ                                        重い荷物を背負って行く。僕らの体力はここまでだった。                        それでもよく来たほうだと思う。ここを下りて車でキャンプ場のある瓶が森まで行ったんだ。「やっぱり、車だよな」なんて言いながら。キャンプ場で見た月はきれいだった。空が青くなってもまだ見えていた。                              「俺たちは奴隷にもなれないね」「そうだな、すぐに撃ち殺されるね」「役にたたんいうて」ハハハハと反省。頭は軽く荷物は重く老人の山行きはツライのだ。それにしてもなぜ練炭ストーブなんかシェルパ君は持って来たんだろう。重いはずだ。河原のキャンプじゃねぇぞ。オレも人のことは言えないくらい重かったけどね。どこかで山とキャンプがごちゃ混ぜになってたんだと反省。

コメント
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