「一人でやれば、いろいろのことが見えてくる、時間はかかるけど楽しくなるから」と「ときをためる暮らし それから」のつばた英子さんのあとがきにシュウイチさんの言葉として載っていた。シュウイチさんが亡くなって英子さんひとりになったんだ。本の主題が「ふたりから ひとり」だからね。僕はこの本がでるまでにシュウイチさんが亡くなったのは知ってたけど。改めてこの本を読むと英子さんの悲しみが溢れていて心が潤む。英子さんは悲しいなんて言わないけど行間に英子さんの悲しさがにじみ出ていて元気にふるまっている姿が余計に悲しさを増幅させているように見える。英子さんは悲しさではなく「むなしさ」と言っているけど。明日、二人の記録映画「人生フルーツ」が佐川の桜座で上映される。二人の人生にふれて本当の人生の価値に気づきたいと思ったら見て下さいね。こんな生き方もあるんだと思われるだけでいいから。頭が良くないと気づかない人生の扉って本当にあるんだね。
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