フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

始動

2020-01-02 09:32:29 | Weblog

今日は描き初め。何でもいいからとにかく描く。ということにしている。箱根駅伝のテレビがうるさいけど気にしない。アスリートの努力には足元にも及ばないけど年取った手に鉛筆を軽やかに持って白いスケッチブックにクロッキー。もちろん、気分はエゴンシーレ。とにかくシーレは鉛筆が速いんだよね。どうしたらあんな風に描けるのかしら。ボクシングの一流選手のジャブか9秒台で走るスプリンターか。ノロノロと間違えないように描こうとする手に「臆病者」と罵声を浴びせる脳。それでも動かない筋肉。「じゃぁまぁいいか」といつものオレ。今年もそれかと苦笑。「天才は有限、努力は無限」と一番その言葉が似合わない友人からの年賀状にそう書いてありましたっけ。みんなもがいているんだね。そう思うんだよねこの日は。この日の決意をすぐ忘れるんだよね年寄りは。それが不思議なことにきれいさっぱり。

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