フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

back country

2020-01-05 10:00:31 | Weblog

昨日はハイキングだったはずなのにシェルパ君が経由地を入れずに目的地だけでグーグルナビに頼ったばかりに途中で道は塞がり山鳥が闊歩しイノシシの足跡しかないバックカントリーに足を踏み入れてしまった。バックカントリーって言うのは大げさかもしれないけどいざ登りだすと藪漕ぎの連続であのサバイバルの達人「ベアグリルス」になったような気分だった。なんせハイキング気分で来たんだから装備も軽い。オレなんかセーター1枚に短靴だよ。シェルパ君もマムーのタウンシューズなんだからこの冒険は最初から無謀だった。高低差500mくらいの道なきザレ場を生えている木を頼りに上る。誰も足を踏み入れてないからヌスビトハギだのくっつく実がこれぞとばかりオレのセーターにくっつく。傾斜はどれくらいだろう?見た目には垂直近くに見えるけどとブツブツ。2時間半近くこの山での登りで悪戦苦闘してた。あと少しで稜線かというところで聳え立つ巨岩。先行させてたガムシャラ君が「ここから先はフリークライミング」と言って喜ぶ。が、もうみんな体力が残ってない。フリークライミングなんかできっこない。「登ったら稜線が見えるのか」というとガムシャラ君がするすると登って「見えない」という。「まだ先なのか」そこで下山を決定。これ以上進むと怪我をするかもしれないし下山に体力を残しておきたいからと撤退。リベンジを誓う。といっても今度は正規のルートでハイキングだけど。10時から登りだして往復4時間。2時にやっと昼飯にありつけた。正月早々まったく。今年もバカで幕開けかい。ハイキングで帰りに近くの温泉に入ってという予定でタオル持ってたのになぁとブツブツ。

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