1992年11月18日にMarcel Proustが死んでから100年。この作家の人気は衰えを知らず、いまだに読み継がれていると。代表作は勿論「失われた時を求めて」だ。全7巻のこの長い小説、完読した人は、少ないんじゃないかなと密かに思っている。まぁ、読破が難しい小説ではあるけど。ボクも若い頃少しは読んだけど第1巻の初め、コンブレーで貝殻の形をしたマドレーヌをライムフラワーティーに浸してゆっくりと過去が花開くシーンとか2部だったかなスワンの恋の1シーンしか記憶になくプルーストが結局何を言いたかったのかいまだにわかってないけど小説のヌーベルヴァーグと言ったら怒られるかもしれないがプルーストって聞くと胸に熱いものがこみあげてくるのは、どうしたものだろう。失われた時は、もう100年も経ったのですか。そうですか。と感慨にふける。「どこから始めるかマルセルプルースト」、ルーシーレイッによる英語版が出版されてるって。
こういう日は
マドレーヌを紅茶に浸してと
夢想してたのだが
ウチの朝ご飯は
卵焼きがのっかった
混ぜこぜご飯に具沢山の味噌汁だった
過去が広がりようがないなぁと
ご飯を混ぜながら思う
フランス語で3000枚か
日本語に訳したら何枚になるのだろうと
味噌汁を飲む
そのうち失われた記憶を
辿る日が来るから
何枚でも
いいんだよ
いいんだろうなと思いながら
お茶を飲む
ごちそうさまでした