フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

キビナゴ

2007-02-05 20:09:04 | Weblog
今日は、魚、それも飛び切り新鮮で、安くて、旨いヤツが食べたいと思って、車を1時間30くらい走らせて、海の市場までやってきました。あいにく天気は曇り空で、サンチャゴのイメージとは違っていたけど久ぶりに海を見て満足だ。駐車場の塀にたてかけたポールに綱を張って目指しを干している景色があちこちでみられて、変なシズル巻があって、勝手帰りたくなった。まず目指したのは、市場でやっている漁師の奥さんの食堂。とれたての魚で刺身定食なんてこたえられません。昼時を少し回っていたので誰も先客はいなかったけど注文して食っていると、お姐さんが、きびなごを炙って持ってきてくれた。「サービス」なんていいながら。そのきびなごの旨かったこと。大満足で店を出て、早速、きびなごを買いました。新鮮とれたてびっくりするほど山盛りで200円でした。それを丁寧に氷詰してくれて言うことなしです。気分は、サンチャゴでしたから、まだ他の魚も見て、「フライングフィッシュだな」なんてゴチて、飛び魚の刺身も買いました。それから、いつもの店で海老の天婦羅を買って、紙袋にいれてもらって、浜辺にでてかぶりついた。この店の天婦羅のコロモが、また、うまいんだ。海を見ながら油がにじんだ紙袋から海老の天婦羅を取り出すところが、またいいんだよね。今日は、海のためにPコートを着てたから帰りは、すっかり赤木圭一郎気分だった。「海が呼んでるぜ」なんてね。僕らの世代だけかな。スターとすぐ同化してつかの間の錯覚を楽しむのは。こんなとき、この世代でつくづく良かったと思うフェンネル氏でした。
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