フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

I have readed the 1Q84.

2009-08-11 01:57:36 | Weblog
I have readed the 1Q84.
今日、図書館に返さないといけないから、自分としては、ずいぶんとあわてて読んだ方だ。いつもなら文節をもてあそび、そうなのかとか何度でも頷いたり、、気に行った文章なんかノートに書きとめたりしてわりと長い間あそんでいるんだけど、今回は、予約者が大勢だから期日を遅れず返さないと皆さんにご迷惑をかけますし、早く読んで貸してくれたバジルが困るようなことは出来ないしで何とか期日に間に合った。いやぁ、一言で言うなら「面白い本です」エンターテイメントとしても面白いのですが、底辺に流れているのが、頑固なまでに僕らの価値観、僕らの時代だろうからかな。飛びぬけてはないけれど、誰もが知性と感受性を共有してたった一つのこと、取るに足らないものかもしれないけど手の温もりを覚えている。それだけで連帯しあう仲間意識というのかな。これを読むにつれ、自分たちは、いくつになっても純情可憐な若者?なんだと再認識した。
さぁ、いよいよ僕が望むのは、3,4巻の出版だ。もう準備されていると思うけど冷徹な販売戦略者の手に乗せられていると思うけど、予想を裏切る展開でもいいし、予想通りの展開でもいいからもっと、青豆や天吾、ふかえりの物語を聞きたいと思ってます。

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落雷

2009-08-10 01:35:41 | Weblog
1Q84のクライマックスを読んでいたら「稲妻のない落雷が窓の外でひときわ激しく轟いた」という一節があって丁度そこに差しかかった時窓を揺るがすような落雷があった。なんと言う奇妙さ。あやうく線路のポイントが切り替えられそうになった。まさに、パラレルワールドの入り口に立ったみたいだった。200Q年この世界に。そう思うと、急に親近感を覚えて1Q84が面白いと感じている自分を発見した。昔から、不思議な本に導かれて不思議な世界に入っていくというのは定番なんだけど効果に自然現象が使われるとリアルな感覚になる。このときから、青豆や天吾、ふかえりが血の通った人間として僕の頭の中で動き出した。それぞれのモチベーション、それぞれの望み それぞれの愛が交差する瞬間、交差するだろう瞬間に向かってそれぞれの人生が動き出す。そこに」すごい高揚感があって、1Q84と言う時代の意味が捉えられてくる。1Q84は、僕が独立した年だと今フトそう思った。1Q74に僕らは意味があると考えていたけど社会的には1Q84なんだな。何だかリンクしてるような気がする。
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月は、二つ

2009-08-09 11:09:26 | Weblog
心に太陽をっていうけれど、心に月を持っている人って意外と多いんじゃないかな。1Q84で月が二つ見えるというのは、このことのデフォルメじゃないかしら。心の中の月は、結構意外なことを決定するから侮れない。理性では、決してしない選択を月が満ちてきたからその場の勢いでしてしまうことってよくある。そして、月の選択によって現実に対処している自分の姿を客観的に見ている自分がいる。この月が、現実にそってついてくるからまさにパラレルワールドなんだ。どこが現実で、どこが擬似世界かの見極めがとても大事になってくる。月のウサギに翻弄されないためにも。ついてた。つきがきた。つきがおちた。すぐそばに、月の世界は存在し、あなたをパラレルワールドに誘い込む。心が、うきうきしてきたら気をつけよう。月のうさぎが跳ねだしたころだから。こいつとも上手く付き合っていく以外ないんだろう。
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大原麗子さん死去

2009-08-08 01:57:00 | Weblog
昨日の朝のニュースを見て驚いた。大原麗子さんが死んだ。享年62歳。彼女は僕らの時代を共に生きたスターだった。樋口一葉にも少し似てた。だから、樋口一葉の役もやってた。僕らの若い頃は、ウサギ年って言ってたのに4つサバ読んでたんだね。ネズミじゃないか。何はともあれ人生って何なのだろうね。あんなにきれいな人が、何も死後週間もたって発見されなくても良さそうなものなのに。この熱さじゃほとんど腐ってドロドロだったでしょね。臭かったでしょうね。一番いやな姿であったでしょうね。ほんとうに可哀想に思いました。それこそ、髪も仏もないものかと。彼女は、男の選択においてミスったんだね。そこで、歯車が負の方向に狂うってよくあることだから。取り返しがつかないミスってよくあることだから。残念だけど気づかないまま逝ってしまった。これから、自分たちの周りで、自分たちと同じ時代を生きたスターが、死んでいくね。淋しい限りだが終わりはあるんだから。目を閉じれば、大原麗子の顔が浮かぶ。月が2つある世界で、また生き直して下さい。彼女には、パラレルワールドをあげたい。合掌。
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15years in prison

2009-08-07 01:33:40 | Weblog
裁判員が高給だけとって生活も身分も保障されてやらないのは仕事だけだから一般ピープルにお鉢が回ってきて裁判所が出来ないことを無給でやれと勝手に決めてやらされた最初の仕事は15年の判決だった。今までなら、自称プロのような裁判官なら12年くらいの判決ではなかったのかな。3年の差と言うのが世間の常識だ。理由はともあれ一般ピープルは、お仕置きは厳しいんだ。これが、平和を愛する人の心情だよ。罪を憎んで人を憎まず。でもこれって、検察の16年求刑が基本になってるんじゃないかなと勘ぐりたくもなる。結局、検察に、落とされているんだ。世間知らずの僕たちは。今回のケースは、平たく考えると、13年くらいが妥当と思えるけどどっちにしろこれで犯人の獄中死は決まったも同然。死刑を言い渡したこととかわらないね。江戸時代の敵討ちみたいな感覚だね。これが、ぜんれいとなって、裁判員制度の判決は、厳しいというのが定着するだろう。もっと量刑は見極めてからの判断が必要だと思う。でもなんでこんな不浄のことをやりたくもない自分たちがしなければならないんだろう。キミ達は、裁判官と呼ばれたいためになったんでしょう。安定と名誉と自己満足を求めて。俺達は、名誉なんていらないし生活はいつも不安定なんだから、俺達に頼らず、せめて給料分の仕事をしてくれよ。そうしてくれたら、俺達が呼ばれなくてもすむからさ。勘違いしてるみたいだけど本当はこれだけのことだから。
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1Q2Q3Q

2009-08-06 09:49:08 | Weblog
バジルが早く読んだからと言って「1Q84」を貸してくれた。まだ1週間余裕があるとのこと。僕らより5年くらい若いのかな物語の設定が。自分たちの時代のことだからとあまり興味がなかったけど、ただ、パラレルワールドに興味があったけど・・・・。その世界の入り口と出口に昔から興味があるんだ。これは、ある程度歴史に関心がないと読んでもなんのこっちゃと思うだろうから。青豆が月が2つ見えてくるところから段々と面白くなる。村上さんは、読みやすいので昨日1日で上巻を読んだ。内容の事象については自分たちにとってと言うか、自分たちの年代にとっては、何ら目新しいものではなく「五木寛之」を超えてないんだけどキャラクターの設定が上手いから引きずられるように読んだ。彼が、メッセージとして何が言いたいのかは下巻を読まないと分からないが、これからの1週間、読める時間がほとんどない。だから、自分もパラレルワールドに言って読める時間を見つけて読んでいたい。その時間は、作れるのか。昔、月は2つあった・・・。これは、高橋克彦さんの「竜の柩」にも出てたんじゃないかな。僕も、時たまは、見かけるんだけど。はじめは1Q、次は、2Q 。3Qまでは、いけないから。thank you と人生を降りるのだろう。これならQも納得だね。
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名珍菜

2009-08-05 19:16:13 | Weblog
今日は、あんまり蒸し暑いので山の近くにある地場産品の店に久しぶりに出かけた。この村で作っている「りぐり茶」を求めて。


山の近くは、やはり空気が軽く気分がいい。店に着くと思いは同じか涼を求めて来た客が多かった。有機栽培の普段飲むお茶、手もみのほうじ茶を買って、店を見てみると今年も元気に「名珍菜」が出ていた。


「名珍菜」というのは、変わり野菜の事で白い茄子とか長い瓜、ひょうたん形の南瓜とか味は変わらないんだけどマリネなんかにすると色がきれいで楽しい。早速、茄子と南瓜を買ってきて今晩のメニューとしました。南瓜は置いといて今晩のメニューは、茄子とゴーヤの「変わり茄子ゴーヤちゃんプル」餃子、まくわうりとりぐり茶です。


「変わり茄子ゴーヤちゃんプル」はレモンを絞っただけの「レモン汁」でいただくととても美味しいのです。それに「りぐり茶」この茶の香りなんとも言えません。幸せの実感です。作る人、環境、買う人、食べる人みんな幸せです。おっと、犬に餌にやるのを忘れてた。ゴメン。全然催促しない犬だからついつい忘れてしまうんだ。はいはい、遅くなりました。今お作りしますからね。
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After all tomorrow is another day

2009-08-04 20:53:09 | Weblog
人生は、一日一日の出来不出来と申しますが、明日は別の日と思うこともまた感銘を受けます。マーガレットミッチェルは何もかも無くした、レッドバトラーさえも無くしたスカーレットオハラにこう叫ばしています。映画で見たときは「おーのしんどい」と思っていたのですが逆境に強いとか負けないとか言う精神のほとんどはこれなんだね。能天気と言うか、不屈と言うか。最近になって気づいたのですが自分も知らないうちにこの言葉で頑張ってきたんだなと思えることが多々あります。ちなみに、スカーレットは野心家とみなされ英国では人気がないとのことです。別の視点から見れば、頑張り屋だと思うのですがそう理解してくれる人は少ないらしいです。でもこの言葉はいいですね。何でも、ハッピーエンドが好きな自分は、スカーレットが、晩年、財産を取り戻し、バトラーも取り戻して仲良く暮らすというのを夢見るのですがやはりこれはそう信じる自分がいるかいないかで違ってくるのでしょうね。若いときもこの言葉を使ったような記憶が微かにありますけど、今、実際に不屈の自分がいて思うに、今まで、ぽろぽろと無くして来たものと捨ててきたものを峻別し、無くしたものは、がんばって拾っていこうといかなければならないとフトそう思いました。愛をとめないで・・・というのでしょうか。
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重力

2009-08-03 19:50:11 | Weblog
宇宙に4ヶ月間いて戻ってきた若田さんの話を聞くにつれ重力って凄いんだねと実感です。体が重力に慣れるまでちょっと座ったらお尻が痛かったり物がもてなかったり宇宙になれた体はウラシマ状態なんだってね。早く地球に順応してもらいたいと願うばかり。「ものごとは、重力にあい応じて起こってくるものだと、いつも予期していなければならぬ」「ふたつの力が宇宙に君臨しているー光と重力」シモーニュヴェイユの「重力と恩寵」という著作に記されている言葉だ。彼女はなにゆえに重力を看破したんだろう。いまさらながら不思議な気がする。この若田さんの話を彼女が聞いたらなんと思ったのか知りたいな。
人にとって重力ってアイデンティティでもあるんだから言わば、無の状態から有に戻っての再生って細胞にどのような影響を与えるのだろう興味深々。そして人は思考することによって存在するのだからその思考に無重力はどのような影響をあたえるのだろうか。
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蝉の穴

2009-08-02 09:19:18 | Weblog
梅雨が明けて久しぶりに空が晴れていい気分。


木陰では涼しい温度差。これが夏だ。公園を散歩していると木の根元に蝉の穴があちこちに開いている。「ごくろうさん」と一つ一つに声をかけてじっと穴の中をのぞいているとファーブルになった気分。ちょっとレトロなスーツを着て一日中眺めていたい気分だね。


穴をずっと見てる間に穴には入れるくらいになってその穴を降りていくの。不思議の国のアリスのように。底につくと気の根っこにあたって転んじゃった。そしたら、おばぁさんがいてさ。何だ、ボケてないパンプじゃないかって。「のどが渇いてないかい。アイスティーが作ってあるから好きなだけお飲み」と自分はいらないからといっていすに座りながら僕に勧める。「ありがとう。いただくよ」小さなコップにアイスティーを注いで一口飲むと「あまーい」「ヒッヒヒ、ステビアをたっぷり入れてあるからね」・・・。う ~んパンプらしい。どこかでオリジナルをしようとするくせ、直ってないななんて・・・。久しぶりにパンプと話をしたような気がする。
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