フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

9秒98

2017-09-10 07:33:18 | Weblog

男子100mで桐生祥秀が日本学生対校選手権の決勝で10秒の壁を破った。今日のニュースはこれに限るね。僕は桐生と多田を応援してるんだけど桐生にはなにかひ弱さを感じて日本選手権で4位となり世界陸上100mの出場を逃したときに桐生もこれで終わりかと思ったりもしたんだ。でも世界陸上の4x100リレーでの桐生の走りが素晴らしかったから次への期待が膨らんでいた。インカレがあることは知らなかったけど学生最後の陸上での新記録樹立、まさに桐生らしいね。インターネットのおかげで9秒98を出したレースの模様を何度も見れたけど多田が10秒07で来てるのを見るとそんだけ差がないのね。もっとボルトのように差があるのかと思ってた。そもそもがコンマ何秒が大きな差なんだろうけど。これまで出るぞ出すぞと言われ続けたプレッシャーにもめげず桐生が9秒の壁をこじ開けたのは本当に良かった。桐生はあまり多く語らないけどものすごい練習のおかげなんだろうね。とその練習をこなしていく姿に頭が下がります。土江コーチは泣いてたけど桐生以上にうれしかったことが伝わってもらい泣き。まだこれは通過点という桐生に日本の100mが9秒台のバトルに突入したことを感じた。サニーブラウン、ケンブリッジ飛鳥、多田修平の巻き返しなるか。面白くなってきたね。

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重陽の節句

2017-09-09 07:06:26 | Weblog

9月9日は重陽の節句。と落合恵子さんが「絵本の時間」で教えてくれました。重陽の節句は知ってましたが今ではNHK のアナウンサーも知らなかったそうです。これから日本のこと知らない公人が増えてくるでしょうね。本当は旧暦9月9日が重陽の節句だから今年は新暦では10月28日のことでちょうど菊の季節でしょう。だから菊の節句とも言うんだ。五節句の一つだね。五節句といえば、七草に桃の節句、端午の節句、七夕、そして重陽だね。すべて季節の変わり目だ。忍び寄るというか感じ取るというか日本人の季節感が現れていていいなと思う。そして今日は毛沢東が亡くなった日だってね。人を一人殺せば殺人。数えきれないほど殺せば英雄だなんて。そういう人、ちっとも偉く思わないからオレはダメなのかな。中国という混沌とした社会だから殺すことが正義だとはちっとも思わないがね。文化大革命といって毛沢東は先頭に立って反対勢力を殺しまわった人というイメージなんだけど。中国では絶対的な偉人なんでしょうねいまでも。武力で勝ち取った地位の人、金で買い取った地位の人、そんな人をありがたがってる人の気が知れない。いつからそう思うようになったのかは定かではないけれど。でも、今でも偉い人に、金魚のフンのように付きまとう人っていうのも確かにいるけれど。これって「重用の節句」かな。

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一人でやれば

2017-09-08 06:51:40 | Weblog

「一人でやれば、いろいろのことが見えてくる、時間はかかるけど楽しくなるから」と「ときをためる暮らし それから」のつばた英子さんのあとがきにシュウイチさんの言葉として載っていた。シュウイチさんが亡くなって英子さんひとりになったんだ。本の主題が「ふたりから ひとり」だからね。僕はこの本がでるまでにシュウイチさんが亡くなったのは知ってたけど。改めてこの本を読むと英子さんの悲しみが溢れていて心が潤む。英子さんは悲しいなんて言わないけど行間に英子さんの悲しさがにじみ出ていて元気にふるまっている姿が余計に悲しさを増幅させているように見える。英子さんは悲しさではなく「むなしさ」と言っているけど。明日、二人の記録映画「人生フルーツ」が佐川の桜座で上映される。二人の人生にふれて本当の人生の価値に気づきたいと思ったら見て下さいね。こんな生き方もあるんだと思われるだけでいいから。頭が良くないと気づかない人生の扉って本当にあるんだね。

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面積を持たない

2017-09-07 06:46:24 | Weblog

点は面積を持たない。線は点の集合体でありこれも面積を持たない。これってどういう意味なんでしょうね。松本清張の著作のなかに「点と線」というのがありましたが意味深長なこの言葉の神髄を知り尽くしての選択だったんでしょうか。ただひたすら先人の言葉に対しての造詣の深さに驚嘆しました。日本人って言葉の持つ重さを知る民族だったはず。言葉は文化。自国の言葉に誇りを持たなくなって何十年たったことか。言霊といって日本語には霊魂が宿っていたのに。記号のような昨今の言葉のあつまりに点のような線のようなつながりだけを感じる。面積を持たない日本語は日本語なんだろうか。とアナログの頭がようやく疑問を醸し出してきた。

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赤い手押し車

2017-09-06 08:14:21 | Weblog

ノートの片隅にこんな詩が書かれていた。

赤い手押し車 (ウイリアム・カロス・ウイリアムズ)

問題なの

赤い手押し車

雨に濡れ

そばには白いニワトリ

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さて9月5日

2017-09-05 08:09:01 | Weblog

今日は24℃最高でも26℃だって。涼しい。このままいけばいいのにな。昨日日本の色についての番組を見ました。赤をグラデーション的に重ねて桜色を演出するなんて日本人の持つ色に関しての感覚は素晴らしい。なんか誇りに思いました。これは四季があるからだってね。当時色が使えるのはごく限られた人たちだけだったらしいけど庶民も色に関してはものすごく関心が高く遠くに見えた貴人の着物に強い憧れがあったんだってね。金太郎も桃太郎も鬼をやっつけて持ち帰ったものは金銀ではなくきれいな色の着物だったんだって。知らなかったなぁ。日本人て着るものに強い関心がある民族だったんだ。きれいな色を着る。ハレの日っていうだろう。美しい器で日々の食事をいただくというのも日本人の基本だったらしいよ。ウチも明日から古伊万里だな。日本人ていいな。

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北がぁー

2017-09-04 07:49:04 | Weblog

昨日は絵を描いていたから世事のことは一切知らず夕方のニュースで北が核実験をまたしたことを知りました。「またかよ」と懲りない奴らの顔を浮かべる。ついでにあのピンクのチョゴリを着た「こまどり姉妹」のようなオバンアナウンサーも。あいつも一味にいれていいなとブツブツ。「断じて容認できない。厳重に抗議する」という安倍ちゃんのいつもの言葉も聞き飽きた。それして事態が好転したことがあったっけ?「躾がなってないから日本がもう一度統治して世界の常識を教えます」くらい言ってやれよな。まるで矛と盾の世界へ逆戻りさせてんのかなあのデブ。見せかけの強さなんてすぐに底が割れるのにね。そこが分からないんだよあのデブには。近隣と仲良くすればアジアは平和でアメリカとも対抗出来る力を持てるのにね。それが真の強さだってこと分からないのかな。水爆よりも強いものを持つって意味を考えてほしいのです。無理かなあのデブには。厳重な抗議の意味すら分からないんだから。ただ実験が失敗して自国や周辺の国々の海や空が放射能汚染にならないことを祈るばかりだ。あのデブの空気を抜いたらアメリカまで飛ぶんじゃないかな。それくらいで止めとけよ。

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さぁ、新学期

2017-09-03 06:41:11 | Weblog

さぁ、新学期。といっても絵画教室の2学期だけど。今学期から新人が一人。張り切ってますね。夏休みの間に4枚くらい自分で絵を描いてきてました。教育とは恐ろしいものですね。その全部が小学校中学校で習った絵の描き方そのものでした。つまり透明水彩絵具を使ってるのに不透明で描いたようにベタ塗り。中学の授業で描いたのが最後という人が年取ってというか爺さんバアさんになってから描きだすとみんなこのパターン。可笑しくもあり懐かしくもありほほえましく見ていた。せっちゃんが15分くらいで直すと「見違えた」と感心しきりの新人。「淡彩が好きなの?」って聞くと「うんそうです」と言う。オレは色彩水彩だからよかったと新人はオクダの爺さんに任す。ヤレヤレ。今日は全員そろって相変わらずのピーチくパーチク。陶芸をやってる人が金曜教室にいて珈琲カップを作って来てくれたので今日は全員それで飲む。普段のインスタントが旨く感じられる。県展作家の作品だからなとありがたみ一入。

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大変だー

2017-09-02 07:24:02 | Weblog

町内の大事件です。この辺りの商圏でただ1軒頑張っていた「トーヨースーパー」が何の前触れもなく倒産。その日、トーヨー祭という売り出しチラシまで入れて朝9時開店とうたっていた。みんな倒産しただなんて知らないもんだから行ってみると閉まっている。ドアに見えにくい文字の貼り紙。従業員も知らずに出社してビックリというんだからどうなってるんだ?まるで夜逃げみたいな顛末だったね。これでここの町内の年寄達は「買い物難民」になってしまった。年寄りたちは「トーヨーを潰したらいかん」を合言葉に毎日せっせと買い物に行ってたのに客をないがしろにした余りの仕打ちと憤る。経営者が自分の身の安全を図って従業員もろとも切り捨てたか。いくら背に腹は代えられないといってもな。商売人は信用ならないとはこのことか。年取った従業員も多かったのに別のとこへ就職したとしても正社員にはなれないだろうなとオレでさえ心配してるのに自分だけ破産申請して済むと思ってんのかな。それにしても買い物難民にはこまったな。あのバァサン、この爺さんの顔が思い浮かぶよ。行政よ、地域に1軒のスーパーを!くらいの迫力だせ!!

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起きたら秋だった

2017-09-01 07:15:18 | Weblog

朝起きたら秋だった。どうなってるのかな。ひんやりといい感じ。周りの景色が違って見える。オイルオンフィルムで描かれた中西繁画伯の「カダケスタ景」が載ってる中西繁展ー世界の街からーの印刷物を見ていると今朝の気温と変にマッチする。畳10枚以上の大きさの作品で中西さん得意の絵だと思う。絵が大好きで絵を描くときは絵のことしか考えていないと言ってました。そんな思いがすべての絵から伝わってきます。中西繁展は今、星ヶ岡アートヴィレッジで9月10日までの開催です。と宣伝してしまった。佐川で展開した作品とまた違った作品だから楽しめると思うよ。秋風が吹くとやはり芸術の秋ですね。ウチの猫は食欲の秋なのか今朝はおかわりをうるさく訴えて鳥のささ身を余分に1本せしめていきました。このままいくとは思わないけど久しぶりの秋風、いいね。

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