走り初め

宵のうち、走る。
西の空には輝く金星。東の空には厚ぼったい眼のような月。空に雲なく、空気澄み渡り、月影さやか。
急に宇宙を意識する。地球の途方もない大きさ、星々との想像を絶する距離・・・。自分は、たまたま地球の表面にいるけど、ここも宇宙の一部という感じ。

虚子一人 銀河と共に 西へ行く
（高浜虚子）

昼間、この句を耳にしたせいかも？
ちょっと一句。

初春の宙（そら）の走者となりにけり
（そらみみ）

正月の体調不良＆長時間残業連続で、ちょっと間が空いてしまったけど、いつもの３Km、快走？。あくまで、自分的には。
暗いと、駅伝選手のように速く走ってる気分になる。自分にえこひいき・・・。（笑）

走りながら、急に真央ちゃんのスケートは、脱力が素晴らしいことに気づく。
たまたま、うまく脱力して走れてるなあと、感じる時間があって・・・。
しなやかで、無理の無いジャンプ。残像が美しいのは、脱力が素晴らしいからなんだ。得心。
そういえば、数日前、ピアノの脱力のこと、考えていたっけ・・・。姿形を変えて、脱力への憧れが現れた？

日ごろ、考えていることは、いろんな形で意識に現れる。変奏曲。