みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

ソング・トラベル ~秋日和編~

2010年11月24日 | ライブ&コンサート
なんて色彩豊かな音の世界なんだろう!
本日の名古屋ブルーノート、遊佐さんライブ。

いろんな音色の衣を纏った遊佐さんの音の世界、良かったなあ。

リコーダーは、素朴でなつかしく
ソプラノサックスは、限りなく澄んだ青い空。
クラリネットは、メロウで人なつっこく
フルートは、やわらかなリネンの手触り。
アイリッシュ・ハープは夜空に輝く星々で・・・。

豊かな音の世界に、心地よく遊んだのでした。

そうそう、目と言うか耳が離せなかったのは、
音と音の合間、隙間を縫うように、吹き継がれてゆくサックスの妙技。
やるなあ!うまいもんだ!

しかし、それ以上に惹き付けられたのはアイリッシュ・ハープで、
ああ、なんていい音色なんだろう!
キラッと輝いて、おっとりして、ゆかしいのだ。
すっかり惚れてしまった。

とバックのことばかりを書いてしまったけれど、
もちろん、肝心かなめの遊佐さんの歌声、トークも、ゆったり、ゆるりとしてて、とても心地よい。
あぁ、寛いだ、寛いだ。

クロでは、やっぱり目頭が熱くなり、自分はまだ、血の通った、情のある人間なんだなと、安心する。
悪魔に心を売り渡してはいないのだ!

この20年、お気に入りのアーティストの音楽が、深まってゆくのに立ち会えることは、とても幸運なことだと思う。
コメント
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