みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

シャバンヌ展

2014年02月25日 | 絵・写真・美術館
シャバンヌ展を観てきました。
出張が予想外に早く片付いてしまったので・・・。
シャバンヌ。知らない画家だったけれど、19世紀中ごろのフランスでは、かなり有名な画家だそうです。
新聞の文化欄で知って、気になってました。

実際、観てみて、柔らかく清々しい画風は、とても好みでした。
「清澄」「清明」と言う言葉が、しっくり来る。

展示されている作品の中では、「労働」と「休息」が、いちばん気に入った。
ちゃんと働いて、ちゃんと休む。
それが自然で、美しいことだな。

知り合いが、藤田嗣治と共通するものがあると言っていたけれど、なるほど、藤田嗣治はシャバンヌの影響を受けている気がする。

老境になって、ますます、画風が澄んでいったという点も、印象深い。

ピアノ演奏も、こういう絵画のような境地に少しでも近づけるといいなと思う。


「労働」
鍛えられた肉体は美しいぜよ!


「休息」


「海辺の乙女たち」
遠近法が弱くて、不思議な緊張感を湛えていた。


「諸芸術とミューズたちの集う聖なる森」
天文学の女神が、好きでした。

@東急BUNKAMURA
コメント
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