みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

運命を分ける助詞

2008年12月22日 | 言葉のトリビア
お昼休み、いつもの店。
お客さんのオーダーする様子を何気に聞いていると、あることに気づいた。
「今日の日替わりは和風おろしハンバーグです」
お客さんA「じゃ、○○で」

この「で」には、「まあ、特別に食べたいものはないから、それでいいよ」といった感じが漂う。消極的な感じ。お客さんも、どことなく疲れた感じ。

一方、お客さんB
「じゃ、○○を」

だと「私は○○を食べたいのだ!」という前向き感が!
助詞一つのことであるけれども、その人の心ばえが現れるなあ。

と、この手記を書きながら、改めて凄い!と思ったのは、たった一音の助詞に、いろんな思いを表現できる日本語に備わった力。
素晴らしい!

(皆様、季節柄、デートの折には、「で」にはご注意下さいませ)
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