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日本の若手を代表するショパンのスペシャリスト、河合優子さんのピアノを聴くにゆく。
河合優子さんは、ポーランド在住、ヤン・エキエル教授の門下とのこと。ヤン・エキエル教授はショパン・コンクールの審査委員長を勤められたこともある偉い先生なんですね。(今年のショパン・コンクールもこのエキエル版(ナショナル・エディション)が推奨なんですね)
<サロン>
会場のアートスペースホリエのホールは、数十人ぐらいしか入れない小さなスペース。少し早めに行って、2列目の左側を確保できたので、間近で演奏を楽しむ。距離にして数メートルだろうか。細かな指の動きまで鮮明に見えるし、何より、コンサートホールでは聴き取れない微細なピアニシモまで、しっかり聴こえる。
先月の中村紘子さんの時、S席でも、正直細部が潰れて聴き取れないのと比べて、好対照だった。ショパンの音楽は、もともと大音量が要求される大ホールで聴くものではなくて、小じんまりとしたサロンで楽しむものなのなんだと改めて思う。ソリストも、大きなホールの後ろまで届くピアニシモと、小さなサロンで弾くピアニシモは、弾き分けるのだから。
<河合さんのピアノ>
河合優子さんのピアノは、今日、はじめてだったのだけど、しっとり、しなやかで、とても優美に感じる。今日は、演奏よりも、話の方が長く、おっとりとした独特の語り口が印象的だったのだけど、人間性が演奏に投影されているようで、興味深い。
ところどころ曲のエッセンスの演奏を交えながら気が向くままに話されるスタイルだったのだが、どの曲も自分の感覚にしっくりと当てはまる。(本当はエッセンスだけではなく全部弾いて欲しいなぁと思っていた)特に印象に残ったのはバラード4番で、ポーランドのぶ厚い雲から、雪の大きな結晶がきらめいて舞い落ちてくる、雲の切れ目からは、古の荘厳な宮殿が現れて・・・。そんな光景が目に浮かぶ。
<プレイエル>
今日の演奏で使われたピアノは、プレイエル社のものだった。自分はプレイエルの音色が好き。独特の明るい響き、倍音が豊かなのだろうか?青柳いづみこさんのページで見つけた表現なのだけど、ほんとうに「はちみつ色」の音色なんですね。そのプレイエルで奏でられる繊細な河合さんの演奏、とても好きになった。
会の終了後、このプレイエルのピアノを少し弾いたのだけど、(畏れ多くも、こんな偉いピアニストのすぐ横で!)自分で弾いたら、ぜんぜん駄目な音色で、今日の音色の美しさは、河合さんの技術によるものと判明!
演奏後、このところ定番のサインと握手を頂き(柔らかい手を予想をしていたのに、意外と乾いた感じでした)、いい気分で帰宅。好きなものがまた一つ増えた。河合さんは、たいへん気さくな方なので、話の内容を、いろいろ考えておけばよかったと、やや反省。
河合さんは著名な音楽雑誌で執筆されているけれど、このあたりでも記事は読めますね。
この後、大阪、鈴鹿を回られるようなので、お時間がある方は是非。
(長文、失礼しました。)
河合優子さんは、ポーランド在住、ヤン・エキエル教授の門下とのこと。ヤン・エキエル教授はショパン・コンクールの審査委員長を勤められたこともある偉い先生なんですね。(今年のショパン・コンクールもこのエキエル版(ナショナル・エディション)が推奨なんですね)
<サロン>
会場のアートスペースホリエのホールは、数十人ぐらいしか入れない小さなスペース。少し早めに行って、2列目の左側を確保できたので、間近で演奏を楽しむ。距離にして数メートルだろうか。細かな指の動きまで鮮明に見えるし、何より、コンサートホールでは聴き取れない微細なピアニシモまで、しっかり聴こえる。
先月の中村紘子さんの時、S席でも、正直細部が潰れて聴き取れないのと比べて、好対照だった。ショパンの音楽は、もともと大音量が要求される大ホールで聴くものではなくて、小じんまりとしたサロンで楽しむものなのなんだと改めて思う。ソリストも、大きなホールの後ろまで届くピアニシモと、小さなサロンで弾くピアニシモは、弾き分けるのだから。
<河合さんのピアノ>
河合優子さんのピアノは、今日、はじめてだったのだけど、しっとり、しなやかで、とても優美に感じる。今日は、演奏よりも、話の方が長く、おっとりとした独特の語り口が印象的だったのだけど、人間性が演奏に投影されているようで、興味深い。
ところどころ曲のエッセンスの演奏を交えながら気が向くままに話されるスタイルだったのだが、どの曲も自分の感覚にしっくりと当てはまる。(本当はエッセンスだけではなく全部弾いて欲しいなぁと思っていた)特に印象に残ったのはバラード4番で、ポーランドのぶ厚い雲から、雪の大きな結晶がきらめいて舞い落ちてくる、雲の切れ目からは、古の荘厳な宮殿が現れて・・・。そんな光景が目に浮かぶ。
<プレイエル>
今日の演奏で使われたピアノは、プレイエル社のものだった。自分はプレイエルの音色が好き。独特の明るい響き、倍音が豊かなのだろうか?青柳いづみこさんのページで見つけた表現なのだけど、ほんとうに「はちみつ色」の音色なんですね。そのプレイエルで奏でられる繊細な河合さんの演奏、とても好きになった。
会の終了後、このプレイエルのピアノを少し弾いたのだけど、(畏れ多くも、こんな偉いピアニストのすぐ横で!)自分で弾いたら、ぜんぜん駄目な音色で、今日の音色の美しさは、河合さんの技術によるものと判明!
演奏後、このところ定番のサインと握手を頂き(柔らかい手を予想をしていたのに、意外と乾いた感じでした)、いい気分で帰宅。好きなものがまた一つ増えた。河合さんは、たいへん気さくな方なので、話の内容を、いろいろ考えておけばよかったと、やや反省。
河合さんは著名な音楽雑誌で執筆されているけれど、このあたりでも記事は読めますね。
この後、大阪、鈴鹿を回られるようなので、お時間がある方は是非。
(長文、失礼しました。)
今年の夏に久しぶりにピアノコンサートに行った時、演奏者のマリアン・ソブラさんの通訳として来られた方でした。
ショパンコンクールの映像の記録をDVD化するにあたり、日本人として唯一プロジェクトに参加されたらしいです。
鈴鹿にも来られるのですね。
そらみみさんの話を聞くと、演奏を聴きたくなってきます。(^^)
ここだけURLがなかったのが残念です。(^^;)
地元の私としては、是非ともと思って調べたら、
何と私の家から歩いて数分の、ほんとにすぐ近くの
しかも私が以前ピアノを(3年間も)習っていた所じゃないですか。
じいさん(私の事)がここで初めてピアノを習ったのでした。
うへ~、こりゃチョット行きにくいですね~。(*^_^*)
この間ここの人と会ったとき、
「その後ピアノはどうですか?」
って聞かれたので、
「あっ、ピアノですか。 そういえばそんな事もしてましたよね、 今じゃ~ピアノはもうすっかり卒業して、ここんとこ触ったこともありませんです。 ハイ」
なんて答えてしまったので、メッチャ行きにくいです。 (大笑い)
河合優子さんのピアノ、本当、良かったですよ。
鈴鹿も、多分小さなサロンのようなところと思われますが、一流の音を数メートルの至近距離で感じるのは、なかなか得難い機会じゃないでしょうか?楽器も日本に何台あるかわからないプレイエルのグランドです。
二日あるうちの、どちらかが、多治見のような話中心で、もう一日は演奏中心だと思います。
演奏の方は、もう1回、聴きに行きたいぐらいです。
ユーロピアノの人に聞いてみようかな・・・。
Nobさん
それはまた、たいへんな偶然の一致ですね。
Nobさんがやられてる遺作ノクターンも弾いてもらえたんですが、
しっとりと、とても自然な解釈で、心地よかったです。
その、以前レッスンに通われてた会場って、どんなところなんですか?
Nobさん行かれないんだったら、僕、行こうかな?(笑)
えっ、私の今練習中の遺作ノクターンも弾かれたのですか。
う~ん、聴きたいような複雑な心境です。 (~o~)
(今だに35連符で苦労してます)
鈴鹿の会場は、いつもベヒシュタインのグランドと、河合の
シゲルカワイのグランドと、プレイエルのアップライトが常設
されているホールの方と思います。
大口町のスタインウェイのある会場を狭くした感じで10人ぐらい
しか入れませんが、
(たぶん、生徒優先なので今から申し込んでも絶望に近いです)
きれいなところで、あのルノワールの「ピアノを弾く少女たち」の絵
の複製も飾ってありました (関係ないですが、私のピアノの部屋
にもこの絵が飾ってあります。 (^_^;)
前回プレイエルの宣伝を兼ねた演奏会のときは、フランスから
男性の ピアニスト兼セールスマン が来られてプレイエルの
コマーシャル (フランス語で話すので通訳もいました) というか
プレイエルの歴史とショパンなどの話が大半で、演奏は、ほんの
チョットだけでした。
但し、このときは、フランスのワインを飲みながらフランスのピアノを
聴きましょう、ということで、 フランスワインが飲み放題で、 (*^_^*)
しっかり飲んで (聴きに来た人は女性ばかりで男は私ひとりだった
もんで)、どうぞ どうぞで、ピアノを聴きながら飲むワインはまた素晴
らしく、(おつまみもフランス料理みたいで、メッチャおいしかった)
こんな機会を逃しては もったいないとばかりにガブガブ飲んで、
ちょっとというか相当酔っぱらってしまって、演奏が終わった後で、
「どうぞご自由に弾いてください」
と言ったので、酔った勢いで当時、ほんとに習いたてにもかかわらず
メロメロの演奏をした覚えがあります。
(底なしの恥知らずでが、こんな所によく現れてます) (笑)
ここの社長はヤマハが大嫌いで、よくプレイエルのアップライトを
薦められました。
(アップライトでも 百何十万円で手も足も出しませんでしたが)
調律が主な会社なので、調律のない電子ピアノは敵ですので、
電子ピアノ普及絶対反対の社長です。 (*^_^*)
でも、とてもいい社長で、音楽普及に全力投球という方です。
ちいさな楽器店ですが、ピアノの生徒の数はメッチャ多くて、
発表会は朝から晩までやっても一日では終わらないので、
2日間に渡って朝から晩まで間を置かずに次から次へと
大急ぎでやって、やっと終わるという感じでした。
年齢順にやるので、わたしがいつも2日目の一番最後のトリで、
わたしの後は、先生たち(5~6人)の模範演奏となってました。
ただここのレッスンは、めちゃ調律の狂った廃棄処分寸前の
ボロボロのアップライトピアノで、おまけに隣のレッスンの音が
ガンガン聞えてきて、こちらも負けずによっぽど大きな音を出さ
ないと混乱してくるので、まさしくピアノは打楽器でした。 (笑)
鈴鹿の会場の情報、ありがとうございます。
そうですか、ちょっと難しそうですね。
今回、河合さんの演奏の前もプレイエルの歴史についての
プレゼンテーションでした。
そういえば、会の後に、ワインも出てましたね。