福井県に住んでいれば、この宗派の檀家としていなくても、
知っておく知識でしょう。
「大本山永平寺」は、禅宗、曹洞宗の総本山、
古くから、当地の信仰と言うより、
観光地として市民には知られています。
私の場合は、毎月の「早朝坐禅会」にお世話になる「義宣寺」
がその直末寺院として、常々関心のある場所でもあります。
一番の関心は、国宝になっている
開祖道元禅師様直筆の「普勧坐禅儀」の展示が行われていることでした。
直筆「普勧坐禅儀」は、18日までしか展示されていなく、
宝物の入れ替えになることを知り、急いでの展覧会行となりました。
「普勧坐禅儀」は、「ただただ、座りなさい」との、
いつも坐禅をしている人や、仏道に関心のある人への教え、
その考え方から、動作のすべてまでが記されている、
その内容は部分的に老師から習っていますが、
開祖道元禅師様の直筆となると又違った感じ。
内容は当然のことながら、その美しい文字には驚嘆。
また「正法眼蔵」もならべられ、
「仏道をならふといふは、自己をならふなり」、
老師からの耳学問で聞く色々なものの原文があり
大いに勉強できたひと時でした、
約2時間の鑑賞。
また併設されている、オランダ人の「レンブラント」の精密な版画もよかった。