tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

福井の「初天神」は、大切な日。

2016年01月22日 | 季節の便り(北陸、福井)

1月25日は、「初天神」です。

学問の神様、菅原道真公をお祀りする「天満宮」の縁日の日。

福井には大きな天神様は有りませんが、

当地の「初天神」は、こんな伝承行事が続けられています

 

それは、ほぼ各戸に「天神様の掛け軸」が有るのです。

これは結婚して男児が生まれると、お嫁さんの里から、

「孫渡し」の一つとしてお届けする習慣です。

 

いまどきは、和室や床の間の無い家も有りますが、

この日には、「天神様の掛け軸」をかけ、

三宝に載せた「焼きがれい」をお供え、

家族みんなでお祝いをする、天神信仰があるのです。

男児の健康と勉学に優れた人への成長を願うものです。

 

この「天神様の掛け軸」、菅原公の立像は珍しく、

座像で正面・左向き・右向きなど揃い、

その価格も作家物は数十万円から有ることに驚きです。

また、このお軸、孫渡しの家具屋と玩具屋で売られていることも

目を見張ります。

 

我家では、もう子供達の成長を願う人は居ませんから、

季節を感ずるもの」として

お軸を掛けます、

これは遠縁の素人が、大正時代に書かれたもののようですが

これしか無いので、

私のコレクションに有る「土人形(伏見人形)の菅原道真公」

を2~3体、出して居ます。

 

コメント (2)
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