1年で、この時期にしか無い「山椒の実」。
山椒は、ミカン科サンショウ属の落葉低木。
庭の山椒の樹高は、2mの古木も積雪で折れてしまい、
今1mの若木ですが、昨日「山椒のみ」収穫。
まだこんな量だけです。
それでも、保存用薬味として昨年も成功、今年もやってみました。
昔は「山椒のこと生姜のことも」まとめて「ハジカミ」と呼んでいました、
現在ではハジカミといえば「芽生姜を酢漬け」のみそう呼ぶようです。
即日のレシピは、
「強い灰汁」の取り方、ゆで方。
騰したお湯で枝つきのまま4~5分茹でます。グラグラしすぎないように。
目安は指で潰れるくらいの柔らかさになるまでです。
茹であがったら水で冷やし、1時間くらい水にさらす。
味見して、まだアクが強いなら時間延長、水を変えるとよい。
「山椒の実」の効用は、豊富なビタミンやミネラル成分が含まれています。
具体的には、ビタミンB群とE、カルシウムや鉄分。そのほか食物繊維やサンショオール
、シトロネラール、ジペンテン、フェランドレン、ゲラニオール、リモネンなど盛りだくさんです。
一方、山椒の実には「副作用」があるといわれています。
山椒の実は、大量に食べると意識障害や酩酊状態になることが指摘されています。
はっきりした因果関係などは解明されていません。
適切な摂取量なども発表されていませんが、発症報告では山椒の実、50粒
ほどの摂取で酩酊状態になったという例があるらしい。
山椒の実には、内蔵機能を高めたり、胃腸を健康にしたりする働もありますが、
何よりも保存がきく薬味として重宝です。
深く考えず、身近にできるものではありませんか。