
8年あまりの間、私といっときも目をそらすことなく向かい合いってくたれが、今日、デスクトップ君と別れることになった。
ちょうど1年くらい前、かなりの重体になったとき、開腹手術などで快復、手術前と同じように動いてくれた。しかし開腹のとき「かなりの過労働で疲労が進んでいる。術後どのくらい持つか」と診断されていた。
今朝、少し倦怠感を訴えたが、なんとか動いてくれた。しかし、夕方ついに何の応答もなくなり向き合うことがかなわなくなった。思い返してみれば、酷暑だ猛暑だと言われ始めたころから「少し異常かな」を感じることがあり、時期は分からぬままこうなることは覚悟していた。
書いては消去する、そんな操作の中から私という者の内面の内面まで知り尽くしていたのではなかろうか、暗くなった画面を見ながらふと怖さを感じた。誰にもどこにも伝える事が出来ないよう、活用できるところは機器移植のため専門家の手で取り外した。
外観は多少の経年を偲ばせるところもあるが、埃をきれいに取り除きし身ぎれいにした。しばらく休ませて次の行くべきところへ連れて行こう。定年から今日までずっと連れ添ってくれた「相棒」に感謝する。
(写真:デスクトップ君のブログ登場最後の姿)