♪ しろいマットの ジャングルに きょうも あらしが吹きあれる…
子どもと一緒にTVでタイガーマスクを見たのは40年くらい前になるのだろうか。そのヒーロー「タイガーマスク」が再び現れた。児童相談所や養護施設などに「伊達直人」の名前でランドセルなどの贈り物を届けている。
今日までに47都道府県全てに表れたという。伊達直人以外にも地元にちなんだ人物もあるとか。ランドセルなどを受け取った施設の子どもたちの嬉しそうな笑顔が写される。何とも言えないその笑顔に「本当によかった」と心から思う。
笑顔の子どもたちがどうして親と離れ施設で暮らしているのか分からない。しかし、ピカピカのランドセルを背負って校門をくぐれたことへの感激は忘れないだろう。
日本人の個人寄付は米国のそれの数十分の一という報道がある。地元にも長年、寄付や慰問をする支援者や団体がある。こうした支援はマスコミに取り上げられることも少ない。児童の虐待やいじめなどに特に関心が高い人かもしれな。
いつか施設を巣立っていく子どもたちは寄付者や支援者への心に思いをはせて育ってくれるだろう。ぎすぎすした世情にほっとさせる伊達直人の名前が続く。
(写真:夕暮れに巣へ帰る親子)