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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

初めての経験

2013年05月23日 | 生活・ニュース
           

 「完成しました」と印刷所からの電話を受け、その日の午後の予定を変更して受取りに出かけた。手にしたのは初の自費出版「日々のことを徒然に」。その部数はわずか100部だが、抱えたとき、これまで経験のない重さを感じた、といえば過ぎるかもしれないが、それから2カ月が過ぎた。これまで多くの人に読んでもらえ喜んでいる。今、保存用の数部を残すのみになった。

 ブログの1年間分を1冊にまとめ製本して6冊並べている。製本はエッセイサロン代表Oさん手製の製本機を借りて完成させる。製本機の良さもあってのことだが、ただ印刷された紙に表紙がつき本の形になると、内容は稚拙でもそれを越えた姿に変わる。並んだ背表紙だけ見ると何かの企画本かと見間違いそうだ。表紙という化粧紙がつくと、事実は小説より奇なり、ではないが本という形は思わぬ力を発する。

 そんな本の力をこの歳で実体験できた。、ここに至るには同好仲間の支えは勿論ある。投稿を読んだと感想を送ってくれた人、載ってたと声をかけてくれた人、切り抜きを持ってると見せてくれた人などを思い出す。こうした励ましとの出合いも、積み重ねた100部の力になっていると感謝した。

 ぶすけているつもりはないのに「笑顔ができるじゃ」という辛口の評をもらったのは、新聞2紙に出版が紹介された記事に載った写真。思ってもいなかった笑い顔に自身も驚いている。撮り手の記者の話しに乗せられ笑わされた。と思っていたが、出版の嬉しさが本心現れたのかもしれない、今はそう思っている。あんな顔は二度と経験しないだろうと思いながら。 

  
コメント
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