
先日、県内の或る地域で家庭ごみの持ち出しについて「こんな事例もあるんだ」と思いながら、わが家を含め高齢者家庭では起きるかも、そう思いながら文章を読んだ。要約すると「高齢で一人住まいの人が、十分に動けなくなり、ゴミ集積場の当番が出来なくなった。すると自治会を強制的に脱退させられ、ゴミは有料の回収になった」という。
自治会の規約にその旨が謳われているのかもしれないが、文章だけ読むと、暮らしにくい世の中になった感じがする。確かに、ゴミ処理は地域にとって疎かには出来ないことは経験からも理解できる。例示した件は仲に立つ人があり解決したというが、高齢で独り住まいの家庭が増えると、他地区や他人事ではない身近な問題と初めて気づいた。
この地区でも燃える(なま物)、プラスティック、ビン、缶、ガラスなど細かに区分けし所定の有料袋に入れ、指定曜日に出している。時には区分け不十分なゴミには回収せず、その理由が貼られている。資源ごみは別のルールで持ち出す。しかし、ある特定地区では未分別のまま持ち出しているのに回収されいるという。見たわけではないが話の様子からすると是正が必要だと思う。
思いのままに散策しているとあちこちのゴミ集積場を通り過ぎる。持ち出したゴミ入り袋を放り投げている、丁整に整理整頓して積み上げられている、集積場に箒と塵取りが備わっている、野鳥などからゴミ袋を守るシートが整理されているなど、いろいろな様子に出会う。子どもらは登下校でこの様子を見ている。そのためにもキチンとした持ち出しを心掛ける。