日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

梅一輪

2020年01月26日 | 自然 季節

 ここ10年くらい、年末に「ミニ門松つくり」の講座があり参加している。材料、工具ともに主催者側で用意されるので参加しやすい。孟宗竹の一節を加工し、竹、梅、松、南天、葉牡丹などを植える。世に一つの門松が完成する。

 門松は門の前で年神様を迎える依り代の役と言われるが、わが家はミニ門松を玄関内や床の間の飾りにしている。年神様を迎える依り代の役お役目にはならないが、正月飾りとしてすっかり定着している。その門松、町内のとんど焼きの日に片付けている。毎年、葉牡丹は花畑に移し、梅の小枝は蕾が付くので花瓶に挿して開花を待つ。

 今年は梅の枝が少々太目だったので鉢に移した。次第に蕾は膨らみ3日前に2輪ほど開いた。真っ白で清楚な感じで大きさは1㌢ほど、ミニに相応しい大きさ、暖冬の冬日を浴びている。切られた小枝の生命力に感心しながら元気を貰う。わが家の梅、土方歳三流に言えば「梅の花 一輪咲いても梅は梅」。

 暖冬を含む異常気象は地球全体で危険な状況になっている。その大きな源となっている産業大国は抑制の施策をとらず先のダボス会議でも厳しく指摘された。梅の開花は春の足音でもある。「梅一輪いちりんほどの暖かさ」という俳句がある。だんだん暖かくなる、そんな自然に還って欲しい、そう思いながら今年の記録に撮っておく。
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