『悲しい歌を聴きたくなった』と『みどりと森の運動公園』については既に記事を書いた。
その2曲を含め、特徴のある楽曲が揃っていると思う。
『シュートサイン』。
女子プロレスを描いたテレビドラマ『豆腐プロレス』の主題歌のようだ。「シュートサイン」とは、ガチンコ勝負の合図といった意味らしい。筋書きを無視したプロレスの試合になぞらえて、後先考えない本気の恋愛を歌った歌詞は巧みだ。曲調もひと昔前のスポ根ドラマの主題歌のようで、きっとドラマの主題歌としてマッチしているのだろう。3年前の『KONJO』という曲を思い出した。
ねっとりとした小嶋のソロ歌唱がたっぷり堪能できる。
『気づかれないように』(小嶋陽菜)。
小嶋陽菜の卒業ソングなのだろう。
誰からも気づかれないように、ひっそりと部屋を出て行こうという歌詞だが、小嶋の卒業はそんな訳にはいかない。卒業コンサートも派手な演出だったようだし、現実とは全く違う卒業の在り方をわざと歌っているのだろう。本当はこういうひっそりとした卒業をしたかったのかもしれない。
しかし狙い過ぎの感があり、本人もファンも、卒業ソングとして感情移入できないのではないか。
『アクシデント中』(AKB48 U19選抜)。
恋など諦めていたキャリアウーマンに訪れた突然の出会いに戸惑っている歌だ。恋の予感を感じつつも、素直に飛び込んでいけない躊躇を歌っていて、かなり珍しい歌詞だ。それをU19という若いメンバーに歌わせているのがミソだ。確かに高年齢のメンバーが歌うと洒落にならない感じもする。
挟みこまれているセリフは向井地美音と思われるが、「これは事故なんだ」という同じセリフを1回目と2回目で表情を変えたり、達者なところを見せている。「親友の紹介は2000%外ればかり」とはSDN48『愛、チュセヨ』でも歌われていた「女友達の紹介にいい男はいない」という定理で懐かしい。
『Vacancy』(SKE48)。
前の彼と別れて「空室」状態だから、あなたと付き合いたい、予約を入れてといったお気楽な内容の歌詞。「フッフー」といった軽薄な掛け声が入るチャラチャラしたサウンド。いかにもSKEらしい楽曲だ。
『12月のカンガルー』『コケティッシュ渋滞中』『賛成カワイイ』などと同系統。松井珠理奈の声がやけに目立っている。こういう曲は、私はあまり好きではないが、グループのカラーが色濃く出ているという意味では特徴的な楽曲だと思う。
『真夜中の強がり』(NMB48)。
これもまた、曲調といい、歌詞といい、NMB48らしい楽曲だ。
3拍子のミディアムテンポで、大阪の振られ女の強がりを歌っている。どこが大阪らしいかと言われると難しいのだが、曲全体から『悲しい色やね』や『大阪で生まれた女』のような雰囲気が漂っている。
「あんた」と「あいつ」と2人の男が出てくる。「あいつ」とは彼女を振った男、「あんた」とは彼女を慰めてくれた男のようだが、「あんたのこと恨んでないよ」とも歌っていて混乱する。まあ、結局は独りぼっちだと開き直り、そういう自分を客観視している強い女のようだ。
『止まらない観覧車』(HKT48)。
この曲がHKT48らしい楽曲かと言うと、そうまでは言えない。いかにもHKT48らしい楽曲のパターンがまだないからだろう。
観覧車の中でキスされそうになり拒絶するという歌詞。その理由というのが、観覧車は15分で終わってしまうが2人の恋はもっと長く続けたいからという独特の理由だ。論理的なのか、そうでないのかよくわからない。「ファーストキスのドキドキを忘れたくないから、その後にジェットコースターには乗りたくない」という渡辺麻友『大人ジェリービーンズ』の理屈の方が納得感がある。
楽曲としては、サビがどこか懐かしく哀愁のあるメロディーで印象的だ。
『誰のことを一番愛している?』は配信開始日が遅かったため、まだ聴き込めていない。
その2曲を含め、特徴のある楽曲が揃っていると思う。
『シュートサイン』。
女子プロレスを描いたテレビドラマ『豆腐プロレス』の主題歌のようだ。「シュートサイン」とは、ガチンコ勝負の合図といった意味らしい。筋書きを無視したプロレスの試合になぞらえて、後先考えない本気の恋愛を歌った歌詞は巧みだ。曲調もひと昔前のスポ根ドラマの主題歌のようで、きっとドラマの主題歌としてマッチしているのだろう。3年前の『KONJO』という曲を思い出した。
ねっとりとした小嶋のソロ歌唱がたっぷり堪能できる。
『気づかれないように』(小嶋陽菜)。
小嶋陽菜の卒業ソングなのだろう。
誰からも気づかれないように、ひっそりと部屋を出て行こうという歌詞だが、小嶋の卒業はそんな訳にはいかない。卒業コンサートも派手な演出だったようだし、現実とは全く違う卒業の在り方をわざと歌っているのだろう。本当はこういうひっそりとした卒業をしたかったのかもしれない。
しかし狙い過ぎの感があり、本人もファンも、卒業ソングとして感情移入できないのではないか。
『アクシデント中』(AKB48 U19選抜)。
恋など諦めていたキャリアウーマンに訪れた突然の出会いに戸惑っている歌だ。恋の予感を感じつつも、素直に飛び込んでいけない躊躇を歌っていて、かなり珍しい歌詞だ。それをU19という若いメンバーに歌わせているのがミソだ。確かに高年齢のメンバーが歌うと洒落にならない感じもする。
挟みこまれているセリフは向井地美音と思われるが、「これは事故なんだ」という同じセリフを1回目と2回目で表情を変えたり、達者なところを見せている。「親友の紹介は2000%外ればかり」とはSDN48『愛、チュセヨ』でも歌われていた「女友達の紹介にいい男はいない」という定理で懐かしい。
『Vacancy』(SKE48)。
前の彼と別れて「空室」状態だから、あなたと付き合いたい、予約を入れてといったお気楽な内容の歌詞。「フッフー」といった軽薄な掛け声が入るチャラチャラしたサウンド。いかにもSKEらしい楽曲だ。
『12月のカンガルー』『コケティッシュ渋滞中』『賛成カワイイ』などと同系統。松井珠理奈の声がやけに目立っている。こういう曲は、私はあまり好きではないが、グループのカラーが色濃く出ているという意味では特徴的な楽曲だと思う。
『真夜中の強がり』(NMB48)。
これもまた、曲調といい、歌詞といい、NMB48らしい楽曲だ。
3拍子のミディアムテンポで、大阪の振られ女の強がりを歌っている。どこが大阪らしいかと言われると難しいのだが、曲全体から『悲しい色やね』や『大阪で生まれた女』のような雰囲気が漂っている。
「あんた」と「あいつ」と2人の男が出てくる。「あいつ」とは彼女を振った男、「あんた」とは彼女を慰めてくれた男のようだが、「あんたのこと恨んでないよ」とも歌っていて混乱する。まあ、結局は独りぼっちだと開き直り、そういう自分を客観視している強い女のようだ。
『止まらない観覧車』(HKT48)。
この曲がHKT48らしい楽曲かと言うと、そうまでは言えない。いかにもHKT48らしい楽曲のパターンがまだないからだろう。
観覧車の中でキスされそうになり拒絶するという歌詞。その理由というのが、観覧車は15分で終わってしまうが2人の恋はもっと長く続けたいからという独特の理由だ。論理的なのか、そうでないのかよくわからない。「ファーストキスのドキドキを忘れたくないから、その後にジェットコースターには乗りたくない」という渡辺麻友『大人ジェリービーンズ』の理屈の方が納得感がある。
楽曲としては、サビがどこか懐かしく哀愁のあるメロディーで印象的だ。
『誰のことを一番愛している?』は配信開始日が遅かったため、まだ聴き込めていない。