聴いてても、そうだけど…実際に演奏してみて、尚、"ええなぁ…最高やなぁ"ってメロディーがある。
あまりの[どストレート]に、自身の心が不意をつかれて、"ドキューン!!"ってなる曲がある。
全く、個人的な音楽活動の話なんだけど…先週の日曜日(11/7)、昔っからお世話になっている楽器屋の娘さんの結婚披露宴に、BGM隊として参加してきました。僕の入っている金管バンド(ユーフォニウムという楽器のプレーヤー28人で構成)、当日は、24人の参加でね。そこで、"ええメロディーやなぁ"(いつか使おう、いつか使おう)と思って、譜面におこし、ウチ用にアレンジし、切り札として持っておいた、この曲を使うことになった。正直、この時を待ってた。
そのタイトルは、「サクラノシオリ~そよ風の道~」 しかも、これを、クライマックス(?)の新婦から両親への手紙の時に(そのBGMとして)演奏する…っていう。
僕たちBGM隊…当日の役割は全部で7つ。
1.新郎新婦入場時に、「結婚行進曲」 パイプオルガン風に仕上げたこの曲で、厳かに盛り上げる。
2.食事歓談時のBGM演奏("あの曲、どこかで?"じゃないのを30曲用意)。
3.ウェディングケーキ入刀時に、「バルセロナオリンピックのファンファーレ」
4.新婦お色直しで再入場時に、「ソウルオリンピックより~ファンファーレとテーマ~」
5.キャンドルサービスで再入場時に、「CAN YOU CELEBRATE?」
6.僕たちからのサプライズプレゼントとして、「White LOVE/SPEED」(どうやら、2人の想い出の曲らしい)。 で、この曲のみ、全員暗譜&全員立奏…そして、ここで、はじめてリミッターを外し、とにかく、2人を泣かしにかかる。
7.新婦から両親への手紙の時に、「サクラノシオリ」 実は、この曲だけ、打ち合わせの時、2人にそのメロディーを聴いてもらっていて…結果は、大OK! (良かったぁ~) さらに、"私たち、この曲、結構、好きなんです。このあいだも、ちょうどそんな話を…"とか言ってもらえて、この時、"カチッ!"…完全に何かのスイッチが入った。
ウェディングプランナーさんとの打ち合わせは完璧。本番の段取り,選曲(BGM用),曲の出来も上手いこといってる…。しかし、当日、あんな事が起こるなんて…あんな計算外の事が・・・
当日の流れは、順調そのもの。「White LOVE」で、2人を泣かすのにも成功した。
それは、プランナーさんからのアドバイス…"ここ一番、盛り上げる時には、最年少の方をセンターにもっていかれたらどうです? 効果あると思いますよ"
僕たちは、このアイデアをそのまま取り入れ、11歳のメンバーをhiroポジション,
14歳をErikoポジション…の2トップにした事が、本当にものすごく効果があったみたいで…。僕たちごときに、何てあったかい拍手とアンコール? そして、出たぁ! スタンディングオベーション・・・(感謝!)。 さらに、大声で、"次、鳥羽一郎な!" (「兄弟船」かよ!) でも、この酔っ払い、いや、親戚の名物おじいさん(?)のおかげで、会場は笑いに包まれ…メチャいい雰囲気に。
そして、来た来た、「サクラノシオリ」 演奏が静かに始まっ…"え~っ!?うそ~ん" ビックリしたよ。横を見たら、みんな泣いてる…会場の200人(?)よりも先にウチのメンバーが…ほぼ全員泣いてる。管楽器というのは、一線を越えて泣いてしまうと演奏が出来なくなる。
"ヤバイ!" 僕は、とっさに指揮者に変身、そして専念…
"お前ら泣くなー!!" でも、顔も音も震え始めてる…
"こらえろ、みんな…"
何・と・か・・・上手くごまかせた…かな? でも、あと2秒遅れてたら…???ヤバかった。最後の最後に本当に危なかった。
まるで、卒業式の時、それまで何ともなかったのに、「仰げば尊し」や「蛍の光」を歌い出した途端、ダメになってしまう…まさに、あの感じ。…その直前だったよ。とりあえず、セーフ!
で、よくよく考えたら、僕たちメンバーのほとんどが、あの子(新婦)の小さい頃をよく知っているわけで・・・家族?娘?兄弟? あれは、そういうことなのか? それとも、あのメロディーが持っている力なのか?
とにかく、「サクラノシオリ」が、2人の新しい想い出の曲になったらいいな? それだけは、純粋に思ってる。
いつか、2人は、この日のビデオを観るだろう…。で、僕は(僕たちは)、その時の2人に、こう言わせる自信がある…"ええメロディーやなぁ"って。根拠のない自信だけど、あのメロディーにありったけの想いを込めた。そして、そういうのは、きっと伝わるはずなんだ、絶対!・・・・・(たぶん)に訂正。
生の音楽、最高! 「サクラノシオリ」、最高!
お開き! そして、ゲストをお見送りするための準備をしている2人の後ろ姿・・・僕は(無言で)こんな言葉を投げかけていたよ。
"幸せにな!"
"危なくなったら、「サクラノシオリ」を聴けよ!"
"離婚するなよ!"
少しだけ、加トちゃんの気持ちになった。
あまりの[どストレート]に、自身の心が不意をつかれて、"ドキューン!!"ってなる曲がある。
全く、個人的な音楽活動の話なんだけど…先週の日曜日(11/7)、昔っからお世話になっている楽器屋の娘さんの結婚披露宴に、BGM隊として参加してきました。僕の入っている金管バンド(ユーフォニウムという楽器のプレーヤー28人で構成)、当日は、24人の参加でね。そこで、"ええメロディーやなぁ"(いつか使おう、いつか使おう)と思って、譜面におこし、ウチ用にアレンジし、切り札として持っておいた、この曲を使うことになった。正直、この時を待ってた。
そのタイトルは、「サクラノシオリ~そよ風の道~」 しかも、これを、クライマックス(?)の新婦から両親への手紙の時に(そのBGMとして)演奏する…っていう。
僕たちBGM隊…当日の役割は全部で7つ。
1.新郎新婦入場時に、「結婚行進曲」 パイプオルガン風に仕上げたこの曲で、厳かに盛り上げる。
2.食事歓談時のBGM演奏("あの曲、どこかで?"じゃないのを30曲用意)。
3.ウェディングケーキ入刀時に、「バルセロナオリンピックのファンファーレ」
4.新婦お色直しで再入場時に、「ソウルオリンピックより~ファンファーレとテーマ~」
5.キャンドルサービスで再入場時に、「CAN YOU CELEBRATE?」
6.僕たちからのサプライズプレゼントとして、「White LOVE/SPEED」(どうやら、2人の想い出の曲らしい)。 で、この曲のみ、全員暗譜&全員立奏…そして、ここで、はじめてリミッターを外し、とにかく、2人を泣かしにかかる。
7.新婦から両親への手紙の時に、「サクラノシオリ」 実は、この曲だけ、打ち合わせの時、2人にそのメロディーを聴いてもらっていて…結果は、大OK! (良かったぁ~) さらに、"私たち、この曲、結構、好きなんです。このあいだも、ちょうどそんな話を…"とか言ってもらえて、この時、"カチッ!"…完全に何かのスイッチが入った。
ウェディングプランナーさんとの打ち合わせは完璧。本番の段取り,選曲(BGM用),曲の出来も上手いこといってる…。しかし、当日、あんな事が起こるなんて…あんな計算外の事が・・・
当日の流れは、順調そのもの。「White LOVE」で、2人を泣かすのにも成功した。
それは、プランナーさんからのアドバイス…"ここ一番、盛り上げる時には、最年少の方をセンターにもっていかれたらどうです? 効果あると思いますよ"
僕たちは、このアイデアをそのまま取り入れ、11歳のメンバーをhiroポジション,
14歳をErikoポジション…の2トップにした事が、本当にものすごく効果があったみたいで…。僕たちごときに、何てあったかい拍手とアンコール? そして、出たぁ! スタンディングオベーション・・・(感謝!)。 さらに、大声で、"次、鳥羽一郎な!" (「兄弟船」かよ!) でも、この酔っ払い、いや、親戚の名物おじいさん(?)のおかげで、会場は笑いに包まれ…メチャいい雰囲気に。
そして、来た来た、「サクラノシオリ」 演奏が静かに始まっ…"え~っ!?うそ~ん" ビックリしたよ。横を見たら、みんな泣いてる…会場の200人(?)よりも先にウチのメンバーが…ほぼ全員泣いてる。管楽器というのは、一線を越えて泣いてしまうと演奏が出来なくなる。
"ヤバイ!" 僕は、とっさに指揮者に変身、そして専念…
"お前ら泣くなー!!" でも、顔も音も震え始めてる…
"こらえろ、みんな…"
何・と・か・・・上手くごまかせた…かな? でも、あと2秒遅れてたら…???ヤバかった。最後の最後に本当に危なかった。
まるで、卒業式の時、それまで何ともなかったのに、「仰げば尊し」や「蛍の光」を歌い出した途端、ダメになってしまう…まさに、あの感じ。…その直前だったよ。とりあえず、セーフ!
で、よくよく考えたら、僕たちメンバーのほとんどが、あの子(新婦)の小さい頃をよく知っているわけで・・・家族?娘?兄弟? あれは、そういうことなのか? それとも、あのメロディーが持っている力なのか?
とにかく、「サクラノシオリ」が、2人の新しい想い出の曲になったらいいな? それだけは、純粋に思ってる。
いつか、2人は、この日のビデオを観るだろう…。で、僕は(僕たちは)、その時の2人に、こう言わせる自信がある…"ええメロディーやなぁ"って。根拠のない自信だけど、あのメロディーにありったけの想いを込めた。そして、そういうのは、きっと伝わるはずなんだ、絶対!・・・・・(たぶん)に訂正。
生の音楽、最高! 「サクラノシオリ」、最高!
お開き! そして、ゲストをお見送りするための準備をしている2人の後ろ姿・・・僕は(無言で)こんな言葉を投げかけていたよ。
"幸せにな!"
"危なくなったら、「サクラノシオリ」を聴けよ!"
"離婚するなよ!"
少しだけ、加トちゃんの気持ちになった。