空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ケニア軍,アルシャバブと交戦/アルシャバブ,ケニア軍に奇襲攻撃を敢行

2011-10-30 19:57:13 | ソマリア関連
 アルシャバブがソマリア領内でケニア軍に待ち伏せ攻撃。両勢力の交戦は,先日,ケニア軍が越境して以来,初(但しケニア領内ではアルシャバブのケニア公務員への攻撃が行われている,参照:「ケニア領内の車両に待ち伏せ攻撃」)。

BBC Kenyans in first al-Shabab battle in Somalia 28 October 2011 Last updated at 10:57 GMT

 現場はソマリア南部,Tabdaなる町とBilis Qoqaniなる町との中間地点。国境から60kmほど入った位置,アルシャバブの根拠地Kismayoに至るルート上。銃撃戦は30分ほどだった由(現地住民による)。

 双方とも相手に損害を強いたと主張。ケニア軍Chirchir少佐は,アルシャバブ兵9名を殺害したがケニア側は2名を喪失,2名負傷,うち1名は重傷criticallyであるという。他方のアルシャバブは広報担当Asis Abu Muscabが,20名のケニア人を殺害したとし,これはスタートに過ぎず今後さらなる攻撃があろうとする。

 Chirchir少佐曰く,ケニア軍はその作戦に注力するであろう!(... the Kenyan army would stick to its mission):「主たる目的は暫定政府を援助してソマリア全域への交通の自由を到達達成せしむにある。それが我々の目的だ,アルシャバブを縮減することであれば」。

 但し,ケニアの真の目的は緩衝地帯たる地域を形成しようとするものではないかと疑う向きはあるし,軍事作戦的に泥沼に入りこんだり,ケニアの治安事態が危険に晒されたりという危険も否定できない。

 さしあたり首都で起きた爆弾テロの犯人,Elgiva Bwire Oliachaは自分をアルシャバブの一員と主張し,カメラに笑みをサービスし,自分は後悔していないとし―終身刑を宣告されても受け入れ,上告しない方針とか。

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