空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

グローバルホーク(トライトン試作型)

2019-06-22 13:49:19 | Weblog




 これなら専門家以外にはほぼ無意味なこだわり、といった感があるが、さてどうか。



 これでどうだろう。これなら問題点が多少見えるか。少なくとも「海軍向けにカタログ仕様の書き方変えたってこと」という評価は「ううーんむ?」と思えはしないか―陸上用センサーと海洋用センサーって、カタログの書き換え程度の問題なんかな、と、ど素人でも思えはしないか。



 となると、米軍的には『海上偵察だぞ、海上偵察。陸上で何をやっているかは、そりゃあ是非とも明らかにしたいと思っているが、そうはしないという意志表示だからな。実際、陸上までは行ってないだろ?』というメッセージであるかもしれず、この場合なら、ちょっくら領空侵犯しても”重大な信義則違反”とか非難しても無警告撃墜なんてのはナシだろ?と期待していいかもしれない。つーかふつーはそうだろう。

 他方、リアル陸上偵察機がのっそり出てきたら、領空侵犯どころか本土上空を我が物顔で飛びまくるぞ、というのが大前提であるわけで、その侵略的意図は明々白々。

 だから「グローバルホーク(※核施設とか、陸上の軍部隊の配置の偵察をする気だ―ああ、つまり、そろそろ攻めるからな? しとけよー、覚悟ー。書いとけよー、遺書ー)じゃないからね?」と言っておくべき、ということか。

 北朝鮮が弾道弾を打ち上げたときのことを思い起こせばよい。
 その飛翔コースだってメッセージのうちだったりする、あるいはそうだと読み取ったりしたはずだ。
 これもその一種だというわけだろう。

 まあ、米軍広報からして、区別はつけんでいいだろう(機種の区別は報道上問わない―報道すべきは無警告撃墜が問題なんだからな、ってことだぞ)という見解らしいが。
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1 コメント

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Unknown ()
2019-06-22 13:54:32
 …グローバルホークだからって、必ずしも本土上空を侵さねばならぬということはないか。
 だが、何をしようとしているか、していると想定されるか、というのはチェックポイントだろう。
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