空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

「Cardiffの若者2名」帰国

2011-10-20 18:00:10 | ソマリア関連
 ケニア北部,Lamuあたりで拘束されたCardiffから来た英国籍人らが帰国:

BBC Two arrested Cardiff men, 18, arrive back in UK 19 October 2011 Last updated at 17:46 GMT

 この18歳たちとは,ソマリ系Mohamed Mohamedとパキスタン系Iqbal Shahzadの二名。ソマリアとの国境近くでケニア警察に逮捕された。その事情というのは,Mohamed Mohamedの父上Abdirhman Haji Abdallah氏が警察に連絡し,自らケニアに飛び,その同乗者に元ケニア国会議員がいて先方の当局に息子の写真その他の情報を渡し,全面協力。それでケニア警察が任務を果たした,ということのよう。

 で,まあ,ケニア国内でテロ行為やったわけでもないし不法に国境を侵したわけでもないしさあ,ということで英国に引き渡されたという。

 一週間ちょい前。この両名がCardiffから消えたのだそう。

 地元ムスリムコミュニティは協同声明を出し―特にソマリ人社会・パキスタン人社会,またムスリム社会一般に,この両名の帰還を心待ちにしている,「この若者二人の家族は神に感謝している,両名が怪我もなく無事でいて―」。「家族は,彼等が行方不明になるや,当局に通報した。我々はコミュニティと共同して,若者たちを見つけ出してくれた当局に感謝する」。

 父上とBBCとのインタビューは:

BBC Kenya arrests: Cardiff father claims son 'brainwashed' 18 October 2011 Last updated at 13:45 GMT

父上「私がケニアに飛んだ理由と言うのは,私の息子がある種の考え方に誤導されたと気づいたからだ―つまり,彼は聖戦を戦っているのだという。彼は洗脳されて,我々から引き離され,そうしてソマリアにおける聖戦を叩けと言われたのだ。だから私はナイロビに,彼を救うために旅立ったのだ」。

 逮捕は(父上のいうところでは)国境5km手前とのこと。いい仕事したなあ,ケニア警察。


BBC Two Cardiff men, 18, held by Kenyan anti-terror police 18 October 2011 Last updated at 15:15 GMT

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